Domaine de Belliviére

ドメーヌ・ド・ベリヴィエール

URL	http://www.belliviere.com
設立
本拠地	L'homme（ロム）
当主	Eric Nicolas（エリック・ニコラ）
畑の総面積	15ha

❦ 詳細・歴史

ドメーヌ・ド・ベリヴィエールはトゥーレーヌ地方、ジャニエールの復権を果たした生産者としてフランスのワイン業界でも一目置かれる生産者。
ジャニエールはトゥールから北に約50kmのロワール川（ロワール河の支流）沿いに位置する65haと小さなアペラシオンで、フランス西側で最も北の産地です。（全土で言えばこれより更に北にあるのはシャブリ、シャンパーニュ、アルザスのみ）かつてはトゥーレーヌ地方を代表するアペラシオン、ヴーヴレイ、サヴニエールと比肩する名声を誇っていましたが、フィロキセラによって畑が壊滅に陥ると1956年の雹害も相俟って一握りの生産者が自家消費用にしか生産しなくなり、市場から忘れ去れた生産地となりました。
ドメーヌ・ド・ベリヴィエールの当主エリック・ニコラはワイン造りとは無縁の家系に生まれましたがワイン造りへの情熱から仕事を辞め、1991年に国家醸造資格を取得。その後ロワール地方でワイン造りを行う事を決意し、コトー・デュ・ロワールとジャニエールにあるブドウの古木と牧草や穀物が植わる畑を購入すると古木をケアしつつ、植え替えを行います。
その後も精力的にワイン造りを行ってきたニコラの努力は裏切られる事無く、ジャニエールの偉大なテロワールを世界に知らしめ、メイユール・ヴァン・ド・フランスで2ツ星、ベタンヌ&ドゥソーヴで3ツ星を獲得する等、今日では名実共にトゥーレーヌのトップドメーヌの1つの座に上り詰めました。ベリヴィエールの造るシュナン・ブランはジャニエールとは思えない程熟成ポテンシャルが高く、フランス最高峰のシュナン・ブランとも言われています。

❦ 畑

5つの村に合わせて15haを所有する畑には、シュナン・ブラン、ピノ・ドニス、ガメイ、カベルネ・フランを栽培。2005年より全ての畑で有機栽培を開始し2008年にビオロジーの認証を、2011年にビオディナミの認証を取得します。
2010年には苗木家リリアン・ベリヨンとともにクローンではなくマサール・セレクションにより植樹を行いました。植樹率は9300本/haに設定されていますが一部の区画は40000本/ haに設定して実験を行っています。