LINEで送る

Domaine Lise et Bertrand Jousset

ドメーヌ・リズ・エ・ベルトラン・ジュセ

ドメーヌ・リズ・エ・ベルトラン・ジュセの写真1 ドメーヌ・リズ・エ・ベルトラン・ジュセの写真2 ドメーヌ・リズ・エ・ベルトラン・ジュセの写真3
URL https://www.domaine-jousset.fr
設立 2004年
本拠地 Montlouis sur Loire(モンルイ・シュル・ロワール)
当主 Lise et Bertrand Jousset(リズ・エ・ベルトラン・ジュセ)
畑の総面積 11ha
資料提供 Mottox


❦ 詳細・歴史

2004年、リズとベルトラン・ジュセ夫妻によって設立されたワイナリー。二人はシュナン・ブランへの情熱と自然への想いを共有しています。当初から耕作は馬で行うなど、自然に優しい栽培を行っています。また、人的介入を極力抑えた醸造を行いながらも、クリーンな味わいのワインを生み出しています。

リズは二オール出身。農家の家庭で伸び伸びと育ちました。フランスやイギリスのレストランで働いた後、2010年にフランスの若手ソムリエ・コンクールで1位に輝き、ベルトランと出会います。

ベルトランはシャルトル出身。6年間、軍人として働いた彼は、ブドウ栽培に興味を持ち、ミッシェル・オジェ氏やクリスチャン・コサール氏の元でワイン造りを学びました。


❦ 畑

自然と共存し、"生きたワイン"を
"自然との共存"は、ワイナリーにとって非常に重要なテーマです。

ワインが持つ個性やテロワールを表現するために、シンプルなアプローチを徹底して行います。いきいきとしたワインを生み出すために、畑では下記の状態を保つことを大切にしています。

- 微生物の活動が活発な土壌。

- ブドウの樹が健康的でいきいきとしていること。

- 植物や動物がバランスよく生息していること。

土にダメージをもたらす除草剤や肥料、環境を汚染する農薬や殺虫剤などは一切使用しません。

2015年からビオディナミを実践。常に環境と対話しながらワイン造りへのアプローチを試行錯誤しています。その一つが、ワイナリーのフラグシップであるクロ・オ・ルナール。この区画では、トラクターなども含めた一切の機械を禁止し、人と馬、手押し車のみでブドウを管理し、非常に素晴らしいワインを生み出しています。

シュナン・ブランの可能性を引き出すモンルイ・シュール・ロワール
ロワール川を挟んでヴーヴレ対岸に位置しており、トゥファと呼ばれる石灰の混ざった粘土質の土壌が存在します。シュナン・ブランは非常に注意しなければ個性に欠けるワインになることもあるブドウ品種です。ロワール川の恵みを受けたこの土地では、非常に表情豊かなワインが甘口から辛口、スティルからスパークリングと様々なスタイルのワインが、それぞれの個性や表情を携えて生み出されます。シュナン・ブランを愛するリズとベルトランの二人にとって、モンルイ・シュール・ロワールにワイナリーと居を構えることは当然の選択だったのです。


❦ 醸造

人的介入を極力抑えた醸造

自然との共存を最大限に尊重する彼らのセラーでは、人的な介入を極力抑えたアプローチが実践されています。

・重力をもちいた果汁に優しいアプローチ
・果実味とアロマを維持する、優しくゆっくりとした圧搾
・ブドウに自然に付着している土着酵母で醗酵
・SO2の使用は非常に微量

状態を注意深く見極めながら、ワインが自然に再成長していく環境を整えることによって、生き生きとした素晴らしいワインに仕上がるのです。