Domaine Pierre Jacques Druet
ドメーヌ・ピエール・ジャック・ドゥルエ
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・ピエール・ジャック・ドゥルエはブルグイユ、サン・ニコラ・ド・ブルグイユを代表する優れた生産者で、ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランスで1ツ星、ベタンヌ&ドゥソーヴで2ツ星を獲得しています。ボルドー大学で世界の高級赤ワインの現代的醸造法を生み出したかの有名な醸造家エミール・ペイノーに師事し、1980年にブルグイユの地にドメーヌを設立しました。
非常に残念な事に才能ある生産者としては珍しく2016年3月17日にドメーヌは倒産。ワイン造りの才能と商才は別にしてもこれほど優れた生産者がいなくなってしまう事は大きな衝撃です。
ピエール・ジャック・ドゥルエのワインの特徴は低収量から造られる力強く濃厚な果実味とミネラル、スパイスが楽しめるブルグイユで、しばしばワイン好きが嫌うカベルネ・フランの青さを一切感じさせません。
上級キュヴェは20年以上の熟成にも耐えられるポテンシャルを持っており、若いうちに飲む場合は飲む2〜4時間前にデキャンタをしておくと良いでしょう。
またドメーヌは珍しくオールド・ヴィンテージを多く所有しており、たまに蔵出しで非常に安価でワインが提供されます。(倒産の原因は多分オールドものの価格が安過ぎた事だと思います。)
❦ 畑
所有する畑は22ha。エミール・ペイノーから大きな影響を受けており、所有する畑の区画分けを行いそのテロワールを見極めて除草剤、殺虫剤を使用しないリュット・レゾネで栽培しています。ブドウの樹齢は40年以上。
❦ 醸造
醸造は区画ごとに行われ、樽、ステンレスタンクを用いて醸造。