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Clos de la Bonnette

クロ・ド・ラ・ボネット

クロ・ド・ラ・ボネットの写真1 クロ・ド・ラ・ボネットの写真2 クロ・ド・ラ・ボネットの写真3
URL
設立 1992年
本拠地 Condrieu(コンドリュー)
当主 Henri,Isabelle(アンリ・グイエ・モンタボネ、イザベル)
畑の総面積
資料提供 TERRAVERT


❦ 詳細・歴史

クロ・ド・ラ・ボネットの現当主アンリ・グイエ・モンタボネとイザベル夫妻が、1992年にコート・ボネットの南西斜面の森1.5haの畑を購入しスタートした。
1960年代にはブドウ畑があった場所だが、第二次世界大戦後に放置され荒廃していたが、60年代には農薬もなかったので、その土地が優れた土壌であるということが分かったから購入したとのこと。
コンドリューで有機栽培を導入し、自然なワイン造りを行っているのは、このワイナリーを含めて5件しか存在しない。




❦ 畑

コート・ロティ以上の急斜面に手作業で掘り出した石を積み上げ、段々畑を形成していく。人間にとっては非常に厳しい環境だが、崖の中を北風が常に吹き抜けるので、カビがなく、ウドンコ病等の病気が少ない。
段々畑の石壁にはコンクリートは水の流れを止めてしまうので使用せず、ただ石を積み上げるだけ。
伝統的仕立て三角形のし中にブドウ樹を固定し、風を受ける帆船のように枝を広げ、ブドウ樹の間に風を通していることで病気を防ぐのと同時に果実が焼けるのを防ぐ。
畑には、硫黄と銅、プレパラシオン以外は使用しない。1960年代から1度も農薬が使われていないことになる。


❦ 醸造

ゆっくり熟成したヴィオニエだけを数回に分けて収穫することで、糖度、酸度、果実味、香味成分、ミネラル、タンニンのバランスを得る。
収穫のタイミングは、糖度以上に酸度とフェノール類の成熟を特に重要視して決めている。
収穫後はドライアイスを使って、酸化から守りながら温度を下げ、揮発的な香りを守りフレッシュさをワインに与えている。
発酵は野生酵母のみ。ステンレスタンクで始めて、発酵が安定したら古いバリックに移して発酵を続けていく。