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Domaine Les Cailloux (André Brunel)

ドメーヌ・レ・カイユ(アンドレ・ブルネル)

ドメーヌ・レ・カイユ(アンドレ・ブルネル)の写真1 ドメーヌ・レ・カイユ(アンドレ・ブルネル)の写真2 ドメーヌ・レ・カイユ(アンドレ・ブルネル)の写真3
URL http://domaine-les-cailloux.fr/en/
設立
本拠地 Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)
当主 André Brunel(アンドレ・ブルネル)
畑の総面積 85.5ha
資料提供 稲葉


❦ 詳細・歴史

《歴史》 250年以上の歴史。
‘71年 アンドレ ブルネルが父から引継ぐ。
‘89年 キュヴェ サントネールの生産開始。
‘01年 フィリップ カンビがコンサルタントに。
‘13年 ファブリス(息子・32歳) 宣伝、販売で一緒に働き始める。
《オーナー》 アンドレ ブルネル

アンドレ ブルネルは、シャトーヌフ デュ パプの最もエネルギッシュで、力量のある生産者の一人です。ドメーヌは少なくとも250年の歴史があります。1971年から父親の仕事であるワイン造りに参加するようになると、めきめきとトップクラスの生産者としての頭角を現しました。今や世界的に有名になってしまったアンドレ ブルネルのワインは、私どもも何とか僅かながらも量を増やしていただこうと、毎年の買い付けには必ず訪問するほどです。オリジナリティに溢れる造り手によって生み出されるワインは、シャトーヌフ デュ パプ “レ カイユー”をはじめ単なるコート デュ ローヌでさえ、並の生産者のシャトーヌフ デュ パプの品質を上回ります。彼の造るワインは、常に世界中からの引き合いが絶えない幻のワインとなってしまいました。2001年から、フィリップ カンビがコンサルタントとして参加し、ミクロブラージュやシュール リといったテクニックを使っています。それによって、丸いタンニン、豊富な果実味といった、時代のニーズに合ったワインとなってきています。「毎年収穫期の前に、ロバート パーカー Jr.がドメーヌに来て、いろいろテイスティングしていくよ。」といいます。80年樹齢という高樹齢のV.d.P.の畑を5ha新たに購入しました。

ドメーヌ レ カイユーのワインは、このアペラシオンの4つの主たる場所で取れた葡萄で造られます。まず、ファルゲロル(Farguerol)は雨が浸透しない土壌で、大量の小石、砂利と青い粘土で構成されています。それが、このドメーヌのワインの特徴的な石墨のノートを与えています。カブリエール(Cabrière)は、小石がそこより少なく、粘土が多く、ブレンドにおいてエレガントさをもたらします。最後に、このドメーヌの2/3は、カンソー(Cansoud)と名付けられた場所にあります。このオークル(黄土)で肥沃な場所では、色の鮮やかな葡萄が、色々なスパイスとタプナード(オリーヴのペースト)の美しいノートを引き出し、素晴らしいボリュームをもたらします。このアペラシオンの低い場所のいくつかの区画からくるシラーは、ワインを組み立て、色を付けています。ドメーヌ レ カイユーは、典型的な純粋さ、すっきりし空気のように軽く、強烈なミネラルに導かれた輝く果実味のあるワインを造ります。それを「ラヤス シュール ガレット ルーレ(転がって丸くなった小石の上のラヤス)」と呼ぶことが出来ます。ラヤスの土壌は砂で出来ていて、石ではありません。年と共に彼のワインは、果実のフィネスと輝きを保ち、1978年のような熟成したヴィンテージでさえも、厚みを持っています。失われるフレッシュさに関しては、1989年から房を除いて、アンドレ ブルネルは20%のムールヴェードルのお陰で、フレッシュさを再び見出しました。ムールヴェードルはブレンドの神経質さを強調しますが。   「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス2009.04」より


❦ 畑

《葡萄畑》 85.5ha
《栽培》 肥料はオーガニック。良い年であれば銅などの農薬は全く使わない。土は、年4回掘り返す。
《収穫》 V.d.P.のみ一部を機械摘み。古い樹齢で品質がいいので、選別の必要はない。


❦ 醸造

《ワイン造り》 80%の葡萄を除梗。グルナッシュやシラーは葡萄が熟しても、梗が熟しきっていないため。コート デュ ローヌの酵母研究所「インター ローヌ」のセレクトイーストを20年来使用。