Domaine de la Janasse
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは南ローヌの中、特にヨーロッパ基準で言うと比較的新しいドメーヌで1967年に設立されネゴシアンにバルク売りを行っていましたが、1973年になるまで公式なドメーヌとして活動はしていませんでした。
ドメーヌ名はシャトーヌフ・デュ・パプにあるいくつかのブドウが植わる小さな区画から来ています。
シャトーヌフの生産者ですが実際のドメーヌは隣町であるクルテゾンに位置しています。
現在ではシャトーヌフ・デュ・パプ以外にも40ha程畑を所有し、その規模を拡大させていますが、実力は衰えるどころかむしろ品質は向上が見られています。アメリカのワイン専門誌ワイン・スペクテイターやワイン・アドヴォケイトを始め、数々の評論家から高い評価を受けるシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者の一人です。
❦ 畑
ドメーヌの創設者エメ・サボンは年々その所有面積を増やし現在ではシャトーヌフ・デュ・パプの15の異なる区画に15haを所有しており、内訳は白ワイン1ha、赤ワイン14haです。
シャトーヌフ・デュ・パプ内の異なるテロワール、土壌の畑を分散して持っており、最も古いもので樹齢90年近いブドウを所有。
このブドウはジャナスのスペシャル・キュヴェ、ヴィエイユ・ヴィーニュに使用されていますが、このブドウが植わっているのはシャトーヌフでも最上の1つに挙げられるラ・クロウの区画です。
❦ 醸造
ジャナスはモダン・スタイルのシャトーヌフ・デュ・パプの生産者で1993年より除梗を開始。現在でもそのスタイルは続いており、約80%が除梗されています。
グルナッシュはコンクリート・タンク、シラー、ムールヴェードルはオーク樽を使い発酵。熟成はグルナッシュをフードルでシラー、ムールヴェードルを新樽とフードルで行っており、これによりジャナスにモダンさが与えられています。