LINEで送る

Château le Devay

シャトー・ル・ドゥヴェイ

シャトー・ル・ドゥヴェイの写真1 シャトー・ル・ドゥヴェイの写真2 シャトー・ル・ドゥヴェイの写真3
URL
設立 2005年
本拠地 Saint-Romain-En Gal(サン・ロマン・アン・ガ)
当主 Jean Charles Fone(ジャン・シャルル・フォーネ)
畑の総面積 5ha
資料提供 RAFFINE


❦ 詳細・歴史

2005年に、放射線科医師であるジャン・シャルル・フォーネ氏と、言語療法士の妻のフローレンスが、ローヌ地方随一の銘醸地 Côte-Rôtie/コート・ロティのSaint-Romain-En Gal/サン・ロマン・アン・ガルの丘の上にある、18世紀に建てられたヴィエンヌ司教の瀟洒な別邸を購入し、彼らの長年の夢と情熱が注がれた小さなドメーヌを開きました。畑はローヌ川右岸に位置し、標高360m以上の高さにあり、広い川面を見下ろしています。ドメーヌの運営は夫婦二人三脚で行っており、彼らは共に栽培、醸造、貿易を学び、同じコート・ロティのワイン醸造家らの助言を受けながら、かつて教会のブドウ畑と農場であった休耕地に新しい命を吹き込みました。彼らは水質の分析をし、新たに人力で土地を耕して植樹し、建物をリフォームしてワイナリーを造り、こだわりのプレス機を選び、最高級のポンプやタンク、断熱材の施されたセラーを設置し、最低な輸送ルートを確保しました。そしてようやく2018年にファーストリリースにたどり着いたという、とても自然体で手作り感がありながらも先端を行くような新しいドメーヌです。彼らは持続可能な畑を作るために、ドメーヌ内の全ての営みを 「ビオディナミ」、「パーマカルチャー(循環型自然農法)」、「アグロ・フォレストリー(動物や植物のサイクルに合わせて樹木を管理する農法)」の原則に基づいて行っています。とても勤勉で愛と情熱に溢れたフォーネ夫妻は、彼らの夢を、美しいローヌ地方のシェール土壌の恵まれたテロワールに託し、その魅力を最大限に表現した個性豊かなワインを生み出すことに成功しました。彼らは、ローマ時代から続くこの地のワイン文化とその環境の両面を長く存続していくことを大切に、自然の摂理に沿ったワイン造りを行っています。


❦ 畑

生物多様性を重視した環境作りをしており、ブドウの畝以外の敷地はほぼハニーグラスが植えられ、1.5kmに及ぶ防風林の隣にはミツバチが集まる花々が咲き、ブドウ以外にも杏や桃、アーモンドなどの果樹も無農薬で栽培されています。
【ブドウ樹】苗木業者に依頼して最先端の特殊な果樹育成方式を採用し、通常より5倍のスピードで成長させた実質樹齢20年のブドウ樹を植樹。
【畑総面積】5.5ha (開墾中含む)   
【栽培管理】ビオディナミ(認証前)   
【標高】320m~400m
【栽培品種】ヴィオニエ、ルーサンヌ、シラー   
【土壌】泥炭頁岩、雲母片岩など
【収量】収量を抑えるためグリーンハーベストを行う
【収穫】区画ごとに分け、小さなバスケットを用いて手摘みにて行う


❦ 醸造

【発酵】温度制御可能なステンレスタンク使用 
【マロラクティック発酵】あり 
【熟成】数種類の古樽使用
【樽】オーストリアのシュトックリンガー社製 他   
【2019年年間生産量】8,000本