Meyer-Nakel
マイヤー・ネーケル
❦ 詳細・歴史
体育と数学教師であったネーケル兄弟の長男ヴェルナーは教職を辞し1982年に200年続く家族経営のワイナリーを引き継ぎました。当時ヴェル ナー 29歳の時でした。当時は1.5haの畑でしたが現在は妻のクラウディア、2人の娘ドルテとマイクと18haの畑を管理するまでに成長しています。
ワイン造りの北限といわれる北緯50度のアール地方はドイツ西部で最北に位置し、最も小さい栽培地の一つです。1000年以上前からブドウの栽 培が行われており、シュペートブルグンダーの栽培に力を入れ出したのは18世紀からです。西南西から東北東に流れるライン川の支流アール川の谷 間には南向きの険しい斜面に沿ってブドウが栽培されています。土壌はスレート、グラウヴァッケ(粘板岩)、レス、ローム、小石、火山岩などの独特 のテロワールが特徴でスレートや粘板岩などは備蓄した太陽熱を夜間に放出しブドウの生育を手助けしてくれます。またアイフェル渓谷の山々に保 護された狭い谷間で熱がたまりやすくブドウ樹の生育に理想的な微気候とも言われています。
ヴェルナーは祖父が行っていた栽培に倣いました。標高100 ~ 120mの南側斜面に拡がる畑では骨の折れる作業ばかりですが、できるだけ人為的 な介入を避けブドウを完熟した状態で手摘み収穫するなど慎重に管理しています。また当時ドイツでは珍しかった樫樽を醸造に取り入れるなど周 囲からは異質な目で見られたこともありましたが、1989年にはドイツの赤ワイン最優秀賞を受賞するなど常識を覆し成果を見せてきました。テロワー ル由来のエレガントなタンニンを伴ったフルーティーでミネラルなワイン造りを掲げ、現在もなお家族で情熱を注ぎ続けています。
❦ 畑
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❦ 醸造
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