Weingut Ratzenberger
ヴァイングート・ラッツェンベルガー
❦ 詳細・歴史
世界遺産にもなっている中部ラインの中ほどに位置するバッハラッハ村の斜面にこの醸造所は位置します。わずか10ヘクタール未満の畑しかもたないこの醸造所が最も得意としているのがリースリングを使った白ワイン。特にこの土地のポテンシャルを最大限に発揮できるようにと収量規制を徹底的に行った結果、他の醸造所にみられないミネラル感たっぷりの味わいとなっております。また低温での長期間発酵熟成を行っており、独特のクリーミーな風味も楽しめます。現在ドイツの高級レストランはもとより、北欧、アメリカ有名どころのレストランで彼らのワインは楽しまれています。ドイツ国内の読売オンラインのような著名なホームページPLUSにおいて2003年度最優秀醸造家にも選ばれている名実ともにトップ生産者の1人。
歴史
1800年代後半からある醸造所を前当主であるラッツェンベルガー氏が戦後(冷戦期)東ドイツより移住し買い取る。醸造所は奥さんの家系のもちものだったそうです。生産の約7割が中辛口もしくは辛口。土地の個性を最大限に発揮させるため収穫量は他の中部ラインの造り手と比較しても非常に低く抑えられています。そのクリーミーでエレガントなリースリングは国内高級ホテルレストランはもとよりアメリカの有名ホテルレストランにも引っ張りだこの状態。特筆すべきは、そのほとんどが辛口のものを出荷していること。また若干数生産しているアイスワイン、TBAをメニューに載せることはドイツのレストランのステータスといえます。
ポイントとなってくるのは下記の3つ
1. ドイツでもアールの次に北に位置するミッテルラインにある非常に小さなワイナリーであること。
2. 収穫後の果汁を長期低温発酵及び、シュールリーにて熟成。4月~5月に下のクラスの瓶詰め開始。
3. ドイツ最優秀ワイナリーにドイツのワイン専門の信用できるホームページで選ばれている。
味わいは上記の特性から
1. この産地の特性を最大限に生かした味わい。
粘性を感じるようなミネラル(30年長の古木が粘板岩で急傾斜の水はけの良い土壌より吸収)
2. 酸っぱすぎないこと
シュールリーにより今までにないまろやかさを実現。酸も角が取れている。
特にゼクトには特質すべき点が多い。
1. 年間生産1万本
2. 当主自らが同瓶作業をしている。大手シャンパンメーカーにはありえない手作りの味わい
3. ドイツ最優秀ゼクトにも選ばれている(ゴーミヨにて)ゼクトの代名詞的存在
4. シャンパーニュにはないエレガンス。酵母臭よりも品種独特のエレガンスを優先させた辛口
5. 出荷ぎりぎりまで瓶内熟成を続ける。時には瓶熟期間4年になることも。→泡が非常にきめ細かい。
6. 日本においても大使館等にて常にお声のかかるドイツを代表するスパークリング。大統領来日やサッカーチームの来日の際には良く使われるのがこのスパークリング。
❦ 畑
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❦ 醸造
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