Weingut Dr. Loosen
ヴァイングート・ドクター・ローゼン
❦ 詳細・歴史
ドクター・ローゼンは200年以上続く家族経営のワイナリーで、1988年にエルンスト・ローゼンが当主に就任しました。
エルンスト・ローゼンは当主を引き継いで間もなくドイツ最高峰の畑に、接ぎ木していない平均樹齢60年以上にもなる古木など世界に通用する偉大なワインを造るために必要な条件を持っている事に気づきました。
それ以降、厳しい選果や収量制限、化学肥料の禁止などの改革に乗り出しました。それは新しい事を取り入れていくのではなく、昔ながらの自然なワイン造りを取り戻す事でもありました。
そういった改革を経て2001年にはドイツワイン専門誌、ゴー・ミヨ誌のドイツ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを獲得。その後も2005年デキャンタ誌のマン・オブ・ザ・イヤーや2012年ワイン&スピリッツのワイナリー・オブ・ザ・イヤーなど輝かしい功績を築いています。
賞歴;
2001 Winery of the year (Gault & Millau)
World's 50 Most Influential Winemakers (Wine & Spirits )
2005 White Wine Maker of the Year (Wine International)
2005 Man of the Year (Decanter)
Best German Producer of the Past 25 Years (Wine & Spirits)
2007 & 2008 European Winery of the Year ノミネート(Wine Enthusiast )
2012 Winery of the Year (Wine & Spirits)
❦ 畑
エルンスト・ローゼンが所有している主要畑6つが、1868年に行われたモーゼルの畑の格付けで"Erste Lage"に格付けされました。これは現ドイツ法では非公式なものながら、ブルゴーニュでいうグラン・クリュにあたります。この6つの区画で取れたブドウはそれぞれ単一畑のものとしてリリースされています。
ドクター・ローゼンの造るワインの品質が高い理由に次の3つが挙げられます。
1 ブドウ栽培地としては北に位置するモーゼルですが、南向きの急斜面に畑を持っており、リースリングにとって最高の生育条件を持っている事。
2 むき出しの岩や石の多いモーゼルは太陽光を反射し、熱を保ち、ブドウの成熟を助けるミクロクリマを形成している事。
3 最高樹齢120年にもなる自根のブドウは自然と収量がおち、凝縮したブドウが生み出される事。
❦ 醸造
Not Available...