Weingut Georg Breuer
ヴァイングート・ゲオルグ・ブロイヤー
❦ 詳細・歴史
ほんの百年ほど昔。世界で最も高価とされていたワインはフランスのボルドー、ブルゴーニュだけではありませんでした。当時両者と肩を並べて世界中で愛されてやまなかった、食事によく合う最高の辛口ワイン-それはドイツワインの聖地ラインガウのリースリング種を使った白ワインであった史実を皆さんご存知でしょうか。その復権にたった一人で真剣に取り組んだ孤高の醸造家、それが、『ワイングート ゲオルグ・ブロイヤー』当主、ベルンハルト・ブロイヤー氏です。カルタ同盟、畑の格付け等、エネルギッシュにこの20年間その活動の中心として動いてきた彼は、形骸化してしまった全ての協会、組合などから撤退し、己が道を突き進みました。2004年5月に惜しくもその短すぎる生涯を突然終えることとなってしまいましたが、からの長年の悲願であったドイツワインの再興。
ドイツワインの再興。その壮大な夢は後継者たちによって着実に実を結ぼうとしています。
❦ 畑
畑の土壌はワインの品質に大きな影響を与えます。粘土層など重たい土壌の多いワイン生産地帯ラインガウにおいてここリューデスハイムは粘板岩、石英などのミネラル分の豊富な岩石の風化土壌。その他に類をみない個性豊かな味わいはこの複雑な土壌構成があってのこと。この事実は、2001年に国が行った地下90mにも及ぶボーリングによる土壌検査でより明らかになりました。現在醸造所の前にその土壌構成を縮尺して展示したアート作品が展示されています。
❦ 醸造
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Georg Breuer
ゲオルグ・ブロイヤー
その品質における哲学
「ゲオルグ・ブロイヤー」その名において
造りだされるワインは我々自身で好んで飲まれるワインでなければなりません。すなわちその品質は私達の要求と一致し、全てのワインはその際立った個性の元、唯一無二のものであるといえます。私達のワインは力強くもエレガントな仕上がりとなっています。食事と合わせることを前提とし、そのほとんどを「辛口」及び「中辛口」に仕上げています。
栽培においては限界ぎりぎりまでぶどうを熟成させること、収穫の際厳しく選別することに最大限の注意を払っています。健全な粒を収穫することは良いワインを造る上で欠かせない条件です。その中でいわゆる果汁の糖度を重視するのではなく果実味豊かで、ボディがあり、酸味と甘味のバランスのとれたぶどうを収穫することに重きを置いています。収量よりも質に重きを置いているのは言うまでもありません。
醸造の段階では極力手をかけず昔ながらの手法を踏襲しています。
ワイングート ゲオルグ・ブロイヤー B.Breuer
当主 ベルンハルト・ブロイヤー
各メディアから絶賛の声
『私がはじめてラインガウのワインに愛情を感じたのは透明感があり力強く、時に強烈なリースリングであった。力強くも果実味豊か。それが私の理想とするところ。今日そういったリースリングを造り出す醸造家を見つけ出すのは難しい。このワイングート ゲオルグ・ブロイヤーこそ、その数少ない「特別な醸造家」の一人である。』
(ワイン評論家 アイヒェルマン、モンド ワインガイド 2001年度版)
「魔法か、天才のなせる業か?」
(ワイン評論家 マイケル・ブローデント デカンター誌)
この近年まれに見るすばらしい品質、特にボディのしっかりとしたエレガントな辛口リースリングと新しいアイデアには目を見張るものがある。
(ワイン評論家 ヒュー・ジョンソン ポケットワインブック)