Moritz Kissinger
モーリツ・キッシンガー
❦ 詳細・歴史
モーリッツ・キッシンガーはマインツから南に約20km下ったユルヴェルスハイムに拠点 を持つ若手の生産者です。
ラインヘッセンは緩やか丘陵地帯で、石灰とはじめ、多様な土壌をもつ広大なワイン産地です。
代々ブドウ造りをしてきたキッシンガー家は1983年に元詰めを開始しました。
モーリッツは4代目にあたり、父親から分けてもらった 畑で独自のラインナップとなるワインを造っています。モーリッツが自分のワインを初めて造ったのは2018年でした。ビオディナミの 哲学やそこで提唱されている具体的な農法など、それまで醸造学校で学んだ内容とは全く異なる世界に触れた彼は、最初のビンテージを造る数年前から土壌の改良に着手しました。土壌の活性化に着手し始めた頃、その試みがどれほど意義があるものなのか不安もあり ましたが、年々生命力を増す畑を見ると、その道が正しいことが実感できたと言います。
彼の畑は粘土が主なユルヴェルスハイムと石灰が主体のディーンハイムにあり、両者のブ ドウを掛け合わせることで、果実味とミネラルが掛け合わさったワインができます。ラインヘッセンの比較的冷涼な区画と、彼の畑の特性からモーリッツが栽培する品種は リースリング、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランと フランス系品種が占めています。「良いワイン」について考えることを止めないモー リッツは実際にシャンパーニュ、ブルゴーニュ、ジュラに頻繁に足を運んでいます。
そこで得たものをラインヘッセンに持ち帰り、実践に移すことで、周囲の若手生産者に も刺激を与える発信元にもなっています。謙虚な姿勢でワインを造り続ける彼のワイ は毎年より一層楽しみになります。
❦ 畑
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❦ 醸造
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