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Lassak

ラサック

ラサックの写真1 ラサックの写真2 ラサックの写真3
URL https://weingut-lassak.de/
設立
本拠地 Hessigheim(ヘシクハイム)
当主 Stefanie & Fabian Lassak(ファビアン&シュテファニー・ラサック)
畑の総面積 3ha
資料提供 Klein aber Wein


❦ 詳細・歴史

シュテファニーとファビアン・ラサック夫妻は2016年に初めてワインを世に出したヴュルテンベルクの若い夫妻です。

彼らが拠点を置くのはライン川の支流であるネッカー川沿いの街ヘシクハイム。協同組合文化が色濃いこの地において、テロワールを重視した自然なワイン造りをすることは長い間二人の夢でした。
スイスに近いシュワルツヴァルト(黒い森)からシュトゥットガルト、ハイルブロン、ハイデルベルクを経由してライン川に合流するネッカー川は、ヘシクハイム一帯で貝殻石灰岩の大地を削り、ブド ウ畑のアンフィシアターのようなダイナミックな景観を形成しました。
ワインを造ったことがない人にさえ、「この土地でワインを造ったらどのような味になるのか」と思わせるほど壮大な景色です!ワインが好きな人であれば、これからどんなワインが飲めるのだろうか と胸が高鳴る地形ですが、なんとこの地域で「ちゃんと」したワインを造ってきた人は見られなかったそうです。ほとんどのブドウ栽培家は、収穫されたブドウを協同組合に販売し、それは安価なワイ ンとなり、世に出回っていきました。長い間、シュテファニーとファビアンはこの土地のポテンシャ ルを活かそうと考える人がいなかったことを悲しみ、いつか自らその状況を変えたいと願っていました。
生計を立てながらワイン造りを全うすることは簡単ではありませんでしたが、二人は2012年にシュテファニーの親から譲ってもらった1haの畑で、最初のビンテージとなる2016年まで毎年土壌の改良を重ね、試験的にワインを造りながら経験を積んで行きました。「自然を尊重したワイン造りをすることのロジックというよりはもっと感覚的なことだと思う。自然の声を聞き、注意深く観察すれば、何がワイン造りにおいて求められているのかは自ずと分かってくると思う。」と話す二人は、教義的なアプローチはせずに、常にブドウ樹に何が起きているか注意深く観察し、自分達のワイン造りを模索しています。

ヴュルテンベルクのワイン造りの歴史に大きな一石を投じる待望の若手生産者の登場です。



❦ 畑

ラサック夫妻はリースリング、レンベルガー(ブラウフレンキッシュ)、シュペートブルグン ダーを栽培していますが、フラグシップとなる品種はレンベルガーです。レンベルガーはヴュ ルテンベルクを代表する品種であり、世界でもあまり多く栽培されていない品種でもあるため、上質なレンベルガーを追求することはラサック夫妻の情熱を掻き立てます。
ネッカー川沿いであること、そして扇状の斜面畑であることにより、温暖な気候に恵まれ、レンベルガーはしっかりと熟します。その中でも、山の頂上にある「シュタイゲ」というピュアな貝殻石灰から成る区画は、昔から知られたレンベルガーのテラス状の特級畑で、このブドウを使ってワインを造れることは二人の誇りでもあります。

シュテファニーはコント・リジェ・ベレールで働いていたこともあり、植えているクローンはリジェ・ベレールの当主が最高のクローンとして勧めたニュイサンジョルジュの「オ・ク ラ」とヴォーヌ・ロマネの「ラ・ロマネ」「オー・レニョ」のものです。

リースリングとシュペートブルグンダーも貝殻石灰岩の上に植えられており、熟度があり、ミ ネラルが詰まったワインが生み出されます。


❦ 醸造

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