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Wartalia

ワルタリア

ワルタリアの写真1 ワルタリアの写真2 ワルタリアの写真3
URL http://www.wartalia.com
設立 2004年
本拠地 Guardia Sanframondi(グアルディア・サンフラモンディ)
当主 ()
畑の総面積 50ha
資料提供 Wine-Wave


❦ 詳細・歴史

2004年に創業という新しいカンティーナのワルタリアは、カンパーニア州ベネヴェント県のグアルディア・サンフラモンディに位置する。カンティーナの名前はこの町のいにしえの名称でラテン語での表記WALDA(イタリア語のGuardareに相当)に由来する。現在50haの畑から約87,000,000本のワインを生産する彼らが目指すのは、ワイン単体のインパクトある造りを目指すのではなく、品種、大地、そして伝統をつないだ結晶としてのワイン造りを目指している。つまり食事と共にあり最後の一滴まで飲み干してもらえるようなワインを生産している。

現在同社では3つの商品レンジを生産している。(*)ワルタリアはサンニオのDOC規格で生産される同社トップレンジで、総てモノ・ヴァラエタルで生産。赤はアリアーニコ、白はフィアーノ、グレコ、ファランギーナを生産。ダナエはベネベンターノIGT規格で総て単一品種で生産されている。名前の由来はギリシア神話の最高神ゼウスが恋したアクシス王の一人娘の名前を冠している。現在、赤のアリアーニコ、バルベーラを、白のファランギーナとグレコそしてフィアーノを生産。いずれの商品も取扱いあり。『キコイ』は、ベネヴェンターノのIGT規格で生産される同社のベーシックレンジで、白はマルヴァジーア・カンディータ、赤はサンジョヴェーゼを主体としたブレンドで生産される。イタリアでは通常使用しないKの文字を重ねて使用することからも分かるがゲルマン系のテウトネス族の伝承に由来する名前を持つ。

住所: Localita Cavarena - 82034 Guardia Sanframondi (Bn)


❦ 畑

カンパニア州の中でも内陸部に位置するベネヴェント県の平均的な標高は300mを越えている。土壌は概ね粘土質石灰土壌を中心に火山岩性の土壌も多く視られる。グウァルディアサンフラモンディの畑の他、近郊に幾つか点在する畑では、白葡萄はマルヴァジア・ビアンカ・ディ・カンディータ、ファランギーナ、グレコ、フィアーノを栽培し、また黒葡萄ではアリアーニコを始めバルベーラ、サンジョヴェーゼを栽培している。近年の国際品種の隆盛には興味を示さず、自分たちの土地に長きに渡って根付いてきた伝統葡萄を大切に守っている。


❦ 醸造

いずれの品種でもその特性をワインに閉じ込めるようワルタリアのアリアーニコ以外は総てステンレスタンクで定温管理された状態で発酵、熟成を行う。シンプルながら彼らのワインの一貫したスタイルがそこに感じ取られる。