Croatto
クロアット
URL |
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設立 |
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本拠地 |
Buttrio(ブットリオ) |
当主 |
Piero & Maria Croatto(ピエロ & マリア・クロアット) |
畑の総面積 |
6.5ha |
資料提供 |
Firadis |
❦ 詳細・歴史
クロアットは、イタリア最強のカルトワインとして名高いミアーニの当主エンツォ・ポントーニが植樹、栽培、醸造すべてを自らの手で行なう新プロジェクトである。その全プロセスにおいて、考え方や方向性は全く変わらず、ミアーニに対してと同様の深い愛情と情熱が注がれる。『グランクリュ』ともいえるフリウリ最良の産地、ブットリオにある畑ソット・ダ・モンを所有するのがクロアット家であり、そのままワイナリー名となっている。誰よりも長い時間を畑で過ごすことで有名なポントーニが、長年の研究結果からその畑の類まれなるポテンシャルに確信を持ったことで、このプロジェクトは生まれた。
ミアーニのワインは濃厚なパワフルさが魅力であるのに対し、クロアットのワインは低収量のブドウが生む並外れた凝縮感を備えつつも、酸とミネラルが美しく、複雑さとエレガントを併せ持った味わいとなっている。
フリウリ最良の土地と、フリウリの二人のトップ生産者のコラボレーションにより生み出されるこのワインは、イタリアワインを語る上でなんとしても手に入れて飲まねばならない1本である。
❦ 畑
2001年にポントーニにより、斜面上部にソーヴィニョン、下部にメルロの植樹が行なわれた。ラベルに記された『Clas(=石)』の文字が示す通り、表面は小石に覆われた砂利質で、地中30cmは粘土質、より深い場所は小石、粘土、石灰の混合土壌となっており、マール土壌であるミアーニ本人の畑との相違点がここにある。
❦ 醸造
畑仕事だけでなく、醸造、熟成まですべてエンツォ・ポントーニがミアーニと同じ施設で行っていたが、ミアーニの小さな蔵では醸造スペースが足らなくなってきたため、2011ヴィンテージよりエンツォの信頼厚いロンコ・デル・ニェミツが醸造施設を提供。全ては「中途半端な仕事をするわけにはいかない」というワイン造りに対する責任感からだが、引き続き栽培及び醸造にはエンツォが全面的に携わっている。