Giacomo Grimaldi
ジャコモ・グリマルディ
❦ 詳細・歴史
ジャコモ・グリマルディは、現当主のフェルッチョ・グリマルディの祖父がバローロ村に1930年に取得した畑を受け継ぎ、ワイン造りを行っている。しかし、自社元詰の初ヴィンテージは1996年と、バローロの生産者としては比較的新しい造り手となる。それまではネゴシアンにワインを販売するのみだったが、1990年代中頃にマルコ・デ・グラツィアの出会いから、フェルッチョは本格的にバローロの生産に取り組み始める。
グリマルディが祖父の代から所有する最も重要な畑レ・コステは、バローロ村を代表するクリュである。ルチアーノ・サンドレーネやジュゼッペ・リナルディも同クリュを所有しているが、このクリュを単独で瓶詰しているのはジャコモ・グリマルディのみだ。
また、近年は古くから親密な関係にあるパオロ・スカヴィーノのアドバイスの下、イタリアを代表するワイン評価誌ヴェロネッリにてスーパー・トレステッレを獲得するなど目を見張る成長を見せている。
フェルッチョは断言する。「樽の味を感じるワインは失敗作だ」と。その言葉通り、彼のワインはバリックを使用するも、樽の味を全く感じさせない果実と透明感、そしてエレガンスを兼ね備えている。そのポリシーを胸に、現在、レ・コステとソット・カステッロ・ディ・ノヴェッロのふたつのクリュを生み出している。グリマルディの手にかかればリリース直後から柔らかさが感じられる作品となる。レ・コステに加え、非常に豊かな香りが全面に広がり、砂質土壌由来の柔らかさが特徴のソット・カステッロ・ディ・ノヴェッロも驚くべき存在である。
❦ 畑
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❦ 醸造
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