Case Basse
カーゼ・バッセ
❦ 詳細・歴史
イタリアを代表するブルネロ・ディ・モンタルチーノ最上の生産者。
カーゼ・バッセは、モンタルチーノ地区の南西部にある農園にして、同名のワイナリー(Az. Agr. CaseBasse di Gianfranco Soldera)です。 その地では、名高いブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造るために、サンジョヴェーゼ・グロッソ種のブドウが栽培されている。
総面積は23haを上回り、以下のとおり、ワインを造る上で地理的に恵まれた立地に置かれている。
・地質は、第三期の始新世に由来する丘陵地
・海抜:320m
・日照:南西向き
・気候:雨が少なくて日照に恵まれ、ために霧を生じない
・日射:澄んだ光線
1970年代の初頭、この地はしばらくの間、小作農民が住み着かずに見捨てられており、土壌は耕されていなかった。が、そのような状況にもかかわらず、とびきり魅力的な環境に囲まれた、美しい土地でした。
ジャンフランコとグラツィエッラのソルデラ夫妻は、カーゼ・バッセ農園の放つ魅力を知るとすぐに、現代の叡智に根ざした農法を用いて、最高品質のブルネッロを造り出すために、全身全霊を傾けることを心に決めた。
❦ 畑
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❦ 醸造
カーゼ・バッセでは、農園に植わるブドウの樹から収穫されたブドウだけから、ワインを造っている。
ワインは、オーク製の発酵槽および樽で造られる。温度コントロールはおこなわず、酵母や他の添加物は一切加えない。逆に、何度も造り直しがおこなわれるし、常時試飲がおこなわれ、またフィレンツェ大学による定期的な微生物コントロールが実施される。
大樽が据えられたセラー(醸造所)は、当Webサイトの「カーゼ・バッセ/ソルデラ関係記事一覧」(未訳)に掲載されたように、最適な熟成環境を確保するために新たに建てられ、騒音・温度変化・臭気から遮断されている。このセラーの中で、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ《ソルデラ》は、5年間スラヴォニアン・オークの大樽に寝かされる。《ソルデラ》は、ビン内でさらに6~12ヶ月間、熟成を経る。
ジャンフランコ・ソルデラはかつて、特定のヴィンテッジにおいて、“Intistieti”(インティスティエティ)というIGTワインを、自身の栽培したサンジョヴェーゼから造った。インティスティエティのビン内熟成期間は、ブルネッロよりも短時間で行われる。