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Tramin

トラミン

トラミンの写真1 トラミンの写真2 トラミンの写真3
URL http://www.cantinatramin.it/DE/1/8/Kellerei.htm
設立 1898年
本拠地 Tramin(トラミン)
当主 Willi Stuerz(ヴィリー・シュテュルツ)
畑の総面積 230ha
資料提供 Firadis


❦ 詳細・歴史

北イタリアらしいエレガントさを最もクリーンに表現する生産者

ブドウ品種のGewurztraminer(ゲヴュルツトラミネール)には「tramin」というスペルが入っているが、これはアルト・アディジェのトラミン(イタリア語でテルメーノ)という町の名前であり、この地はゲヴュルツトラミネールの原産地なのである。

ケラーライ・トラミンは、オーストリアの下院議員であったクリスチャン・スロット代議士によって1898年に設立された協同組合で、現在280もの加盟員がおり、230haの畑を管理している。州都ボルザーノの西北テルメーノにカンティーナがあり、畑はその周辺のエーニャ、モンターニャ、オラに位置している。畑の標高は250~700mの間で、品種の個性を見事なまでに表現する様々な土壌を有している。カルダーロ湖を望む冷涼な地域だが、特に季節間や日夜の著しい気温差が 、透明感のある酸を育み、上質で気品ある味わいを生み出す。

醸造責任者のヴィリー・シュテュルツ氏は2004年に『ガンベロ・ロッソ』にて年間最優秀醸造家賞を受賞。一段しかぶどうを入れられない収穫カゴを採用するなど細部にこだわり、スタンダード・キュヴェから上級キュヴェまで高い品質を保っている。ゲヴュルツトラミネールから造られるヌスバウマーはイタリア3大ゲヴュルツの1つに挙げられ、毎年のようにトレビッキエリを取り続けている。巨大な組織のワインであるのに、これほどまでにクリーンで美しいワインを造ることが出来るのは、長年のこの土地に対する熟知の結果であり、トラミンが造りあげるワインの完成度には感服するしかない。


❦ 畑

土壌 砂利を含んだ石灰粘土質、粘土、石灰、砂質など
栽培方法 ブドウの生育環境に配慮した有機農法を取り入れている。


❦ 醸造

醸造方法 収穫後、ブドウが傷まないように、一段しか入らないられない小さなカゴでセラーへ運ばれる。発酵にはステンレスタンクを採用。白は20度前後、赤は28-30度で温度管理しながら発酵を行う。熟成にはワインによって、ステンレス、バリック、木製樽を使い分ける。
メディア掲載 『ガンベロロッソ』・・・年間最優秀醸造家賞受賞 『ワイナート』27号、『ワイン・スペクテイター』2008.10.31号