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Indomiti

インドミティ

インドミティの写真1 インドミティの写真2 インドミティの写真3
URL https://www.indomitivini.it/en/
設立 2018年
本拠地 Veneto(ヴェネト)
当主 SIMONE AMBROSINI(シモーネ・アンブロジーニ)
畑の総面積 3ha
資料提供 VIVIT


❦ 詳細・歴史

ヴェネトにも新時代の造り手が現れました。Indomiti インドミティは今年28 歳になるシモーネ・アンブロジーニが立ち上げたナチュラルワインのプロジェクト。シモーネは、高校卒業後、丸1 年かけて世界を旅行。その後、トレンティーノやアゼルバイジャン、モンタルチーノ、ブルゴーニュ、ヴェネトなどの数々のワイナリーで研鑽。そして、2018 年に地元ヴェネトで畑とセラーをレンタルしてナチュラルワイン造りを始めたミレニアル世代の造り手です。
シモーネはテクノロジーや化学を排した可能な限りアーティザナル(職人的)な方法で栽培をしたいと考え、⻑靴と剪定バサミ、ミニトラックを改造したトラクターだけで、たった一人で、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックでブドウ栽培を始めました。インドミティの
ワインはアートワークであり、エチケットにはシモーネの人生の旅の美しい物語が表現されています。エレガントで美しく、生き生きとした活力を備えた彼のワインは、初ヴィンテージながらリリースと同時に欧米で大人気となりあっという間に完売してしまいました。


❦ 畑

畑はビオディナミの手法を取り入れたビオロジックで栽培されています。除草剤や農薬は一切使われず、堆肥やコンポストなども用いません。畑には雑草や花、下草などを生やして生物多様性を維持しています。急こう配で石の多い畑であるため、今のところ耕耘はしていません。剪定や収穫、瓶詰めなどの栽培と醸造における一つ一つのプロセスは、ビオディナミカレンダーに則って、天体と月の位置を考慮した最適の日に⾏っています。摘芯やグリーン・ハーヴェスト、除葉などは、品種や区画、あるいはその年の天候や状況に応じて実施しています。
しかし、当初は醸造所もありませんでした。そこでシモーネは何人かの造り手を訪ねて、収穫の数週間だけでもセラーに居候させてワインを醸造させてくれないかと訪ね回ったのです。間借りできるセラーが⾒つかったのは2018 年の収穫の僅か数週間前でした。初ヴィンテージとなった2018 年物は全てのワインが星空の下で熟成されました。というのも、スペース上の理由から、熟成タンクは屋外でキャンプのような状態で、太陽と雨、風、雪に身を委ねて熟成されたのです。まさにインドミティ(不屈)のワインです。インドミティの畑はヴィチェンツァから南へ⾞で30 分の距離にあるコッリ・ベーリチ地区にあります。畑の表土は石の多い赤色粘土で、基盤岩は石灰岩。平均樹齢は40 年。ガルガネーガ、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ビアンコ、タイ・ロッソなどを栽培しています。ここはヴェネト州の山岳地帯で美しい風景が広がっています。この地区には、同じナチュラルワインの造り手としてダニエーレ・ポルティナーリやサウロ・マウレ(イル・カヴァッリーノ)などがいます。


❦ 醸造

ブドウは手摘みで収穫され、小さなケースで醸造まで運ばれます。そして、野生酵⺟のみで自発的に発酵されます。必要最小限のSO2 以外には何も添加せずに醸造され、無清澄・無濾過で瓶詰めされます。シモーネ・アンブロジーニは自分のワインがテロワールを語ってくれることを、そしてワインを味わう人がコッリ・ベーリチの大地を感じ、その精神と価値、環境と人間の尊重、コミュニティとの調和、様々なしがらみからの独⽴、希望などを味わって欲しいと考えています。彼は、インドミティの精神は以下の3 つの言葉で表されると語っています。
インドミティのワインはアートワークであり、エチケットにはエナチュラルワイン生産者としてのシモーネ・アンブロジーニの人生の旅についての美しい小さな物語が表現されています。エレガントで美しく、生き生きとした活⼒を備えた彼のワインは、初ヴィンテージながらリリースと同時にイタリアで大人気となりました。その後、RAW WINE BERLIN とVINI DI VIGNAIOLI PARIS の二つのナチュラルワインのフェアで大評判となり、あっという間に完売してしまいました。ドイツ、デンマーク、アメリカ、ベルギーなどに輸出されています。