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Racines Rebelles

ラシーヌ・レベル

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URL https://www.instagram.com/racinesrebelles/
設立
本拠地 Grevenmacher(グレーヴェンマハー)
当主 kajakohv(カーヤコーフ)
畑の総面積 2.4ha
資料提供 Klein aber Wein


❦ 詳細・歴史

モーゼル上流、ルクセンブルクの小さな街グレーヴェンマハーに拠点を構えるラシーヌ・レベル。
エストニア出身のカーヤは、長年ソムリエとして働いていましたが、ワインへの想いが年を追うごとに強まり、ついに飲み手側から造り手へと転身。

2015年にルクセンブルグのワイナリーで収穫を手伝う機会があったカーヤは、ルクセン ブルグが気に入り、最終的にモーゼル川に近いシャトー・ポケで5年間研修をします。 2020年に、モーゼル川沿いの急勾配の畑で自らワインを造ってもいいというオファーを もらい、シャトー・ポケの醸造設備を借りて念願のファーストビンテージを造ることができました。

ラシーヌ・レベル(フランス語で反抗的な根っこの意)という名前は、醸造学校も出ず、 ワイナリー家系でもないカーヤのバックグラウンドと、化学農薬・肥料に頼らず、自らの力で健全なブドウを実らせるブドウ樹に由来しています。このインパクトのある名前と、 若い段階では近寄り難いほどのエネルギーを発しているワインには、ワイン造りに対するカーヤの強い想いが表れていると言えます。

ルクセンブルクと言ってもグレーヴェンマハーはモーゼル川に接しているため、橋ひとつ渡ればドイツです。
モーゼルという広大な産地の中でもカーヤのワインはこれまで全く注目されてこなかったオーバーモーゼル(上部モーゼル)のワインです。さらに上流へ行くと「モーゼルトーア」という120haあまりの小さなベライヒがあり、それより南はフランスとなります。
ドイツのワイン教本を開くと、オーバーモーゼルやモーゼルトーアについての言及は数行で終わり、ネット上の情報でも共通して「特質すべきワインはない」と書かれています。そんな「更地」に一夜明けるとオベリスクが建っていたかのような唐突な登場の仕方をしたカーヤは、質において多くの人を納得させただけではなく、エルプリングという古代品種の復興の旗を掲げています。
栽培が難しく、派手さのない品種ですが、その長い歴史を考えると栽培を続けることには非常に意義があると思います。そして、畑や醸造においてこれまでにはなかったアプローチの仕方をすれば、まだ知られていなかったエルプリングの可能性が明らかになると思います。



❦ 畑

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❦ 醸造

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