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Clos Marguerite

クロ・マルグリット

クロ・マルグリットの写真1 クロ・マルグリットの写真2 クロ・マルグリットの写真3
URL http://www.closmarguerite.co.nz
設立 2005年
本拠地 Seddon(セダン)
当主 Jean-Charles Van Hove & Marguerite Dubois(ジャン=シャルル・ファン・ホーヴ & マルグリット・デュボワ)
畑の総面積 10ha


❦ 詳細・歴史

クロ・マルグリットはニュージーランドのマールボロ地区アワテレ・ヴァレーに本拠地を構える家族経営のワイナリー。
当主のジャン=シャルル・ファン・ホーヴとマルグリット・デュボワはヨーロッパの出身でしたが結婚後、自らの畑を所有したいという想いからニュージーランドに移住。高品質なピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランを生み出す産地だと確信したマールボロ地区にて自らの畑に理想的な場所を探し求め、1998年にようやくアワテレ・ヴァレーに10aの畑を購入します。その後、気候や風土を学び2000年より植樹をスタートさせると2005年にワイナリーを設立。
ワインメーカーも務める夫ジャン=シャルルはボルドー大学の醸造学部を卒業後、カノン・ラ・ガフリエール、シャトー・デ・ローレ、シャトー・ラ・フレイネルなどボルドーで研鑽を積んだ後、ニュージーランドでもグラッドストーン・ヴィンヤード、コーバン・ワインズでも働く等、旧世界、新世界の両方で醸造を経験。またベルギーのルーヴァン大学で土壌化学の専門家として農業工学の修士も取得、ニュージーランドで7年間に渡る栽培の経験もあり、栽培、醸造ともにスペシャリストとしてクロ・マルグリットのワイン造りの根幹をなしています。
今日では、設立してまだ10数年あまりながらもマールボロの高品質ワイン生産者として確立し、ジャンシス・ロビンソンやジェイミー・グッドなどのワイン評論家から高い評価を獲得しています。


❦ 畑

アワテレ・ヴァレー南岸砂礫質の斜面に単一畑を所有。
アワテレ・ヴァレーの気候は日照量が多く、ドライで理想的なテロワール条件が揃っており、霜のリスクはありますが畑は渓谷からの冷気と比較的近い産みの影響によりそのリスクは抑えられています。
泥岩の母岩を2〜4mに渡る砂礫質で構成される堆積土が覆う典型的な土壌でピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランを栽培。ニュージーランドでは珍しく高密度で栽培を行う事で収量は獲得できませんが高品質なブドウを生産しています。環境に配慮した栽培を行っており、SWNZ認証を取得済み。


❦ 醸造

シンプルかつテロワールを尊重した醸造を実践。
ワイナリーは畑のすぐ近くにあり、収穫後直に作業が行う事が可能で、重力システムを用いる事で酸化を防いでいます。

ソーヴィニヨン・ブランは全体の70%を全房圧搾。緩やかなプレスを行い、ステンレスタンクへと果汁を移行。24時間かけてデブルバージュ(セトリング)を行い、12〜15度で発酵。発酵が終わると澱とともに熟成し、瓶詰め。

ピノ・ノワールは除梗し発酵槽へと移動。12度で1週間低温浸漬を施し、30〜31度で発酵。ピジャージュは緩やかに行われ、発酵後は1週間浸漬。新樽〜3年使用樽のフレンチオークで12ヶ月熟成。
瓶詰め後直に出荷せず飲み頃になるまで熟成され、出荷されます。