Casa de Vila Nova
カサ・デ・ヴィラ・ノヴァ
❦ 詳細・歴史
ランカスター家によって所有されている「カサ・デ・ヴィラ・ノヴァ」は、ポルトガルの王室の末裔と言われています。ドウロ地方最初の侯爵と言われるアントニオ・ピノ・ガルツェスが所有していた土地がこのヴィラ・ノヴァでした。1970年代終盤、ランカスター家は約12haの土地にブドウを植えました。それは主にヴィーニョ・ヴェルデにもっともよく使用されるポルトガルの土着品種でした。2003年、ベルナルド・ランカスターは兄弟と共にこの土地を相続し、ブドウ畑を再生するとともにヴィーニョ・ヴェルデの生産を始めました。彼はまた、ヴィラ・ノヴァというエリアに注目を集めるべく今日までけん引してきた人物でもあります。
❦ 畑
カサ・デ・ヴィラ・ノヴァはヴィーニョ・ヴェルデ地方のサブリジョン、ソウザ地方に位置します。ヴィーニョ・ヴェルデの大地は大西洋からの風の影響にさらされています。土壌、微気候、ブドウ品種及び独自の特徴を持つワイン文化がこの地方を世界中のいかなるワイン生産地方とも異なるものにしています。
気候に関しては、年間雨量がとりわけ多めで、冬と春に多くの雨が降ります。年間平均気温及び最高・最低気温は特に極端なものではなく、比較的穏やかな気候と言えます。
土壌は花崗岩がベースとなっています。
❦ 醸造
ぶどうは全て手摘みで、素早くワイナリーに運ばれ、茎ごと4-5時間圧搾します。発酵は14度に管理された環境で4週間行われ、発酵の次の段階では、ボトリングまで週1回のバトナージュが行われます。
ヴィーニョ・ヴェルデのサブリージョンであるソウザに位置しており、ヴィーニョ・ヴェルデでは太平洋からの潮風に大きな影響を受けています。そのため、地質やその気候、ぶどうの品種やワイン文化の独特な特徴により、世界中の他のワイナリーと一線を画しており、高品質なワインの生産を可能にしています。