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Quinta da Raza

キンタ・ダ・ハーザ

キンタ・ダ・ハーザの写真1 キンタ・ダ・ハーザの写真2 キンタ・ダ・ハーザの写真3
URL https://www.quintadaraza.pt/pt/
設立
本拠地 Celorico de Basto(セロリコ・デ・バスト)
当主 JOSÉ DIOGO TEIXEIRA COELHO(ジョゼ・ディオゴ・テイシェイラ・コエリョ)
畑の総面積 50ha
資料提供 INABA


❦ 詳細・歴史

キンタ ダ ハーザはポルトガルの最北部、ミーニョ地方の D.O.P.ヴィーニョ・ヴェルデのサブリージョン、「バシュト(Basto)」に拠点を置く生産者です。
その歴史は、18世紀にまでさかのぼることが出来ます。設立以来ずっと同じ家族が所有し、今日までワイン造りを行ってきました。
現在は、5 世代目のジョゼ・ディオゴ・テイシェイラ・コエリョによって運営されています。
1987年に祖父のイナシオが亡くなった後、ディオゴがワイナリーを引き継ぎ、ワイン生産者としてのキャリアをスタートさせました。
ディオゴは妻のマファルダと共に、葡萄栽培とワイン造りに対する情熱を持ち、土地の可能性を信じ、ワイナリーをさらに発展させました。現在は、50ha の畑を所有し、年間 70万本のワインを生産しています。

キンタ・ダ・ハーザの畑の標高は平均で 200~250m、ゆるやかな斜面で非常に日当たりの良い場所です。タメガ川と大西洋からの風を遮る山々に囲まれています。土壌は花崗岩が豊富で、一部は粘土とシストが混ざっています。土着品種に注力し、アザル、アリント、アヴェッソ、ヴィニャン、トラジャドゥーラ、アルヴァリーニョ等を栽培しています。
キンタ・ダ・ハーザでは、周囲の自然環境との調和を大切にし、生物多様性を保ち、自然との共生を目指しています。



❦ 畑

葡萄栽培とワイン造りについては、伝統を重んじながら、革新的な技術を取り入れています。収穫は、畑で丁寧に選別しながら手摘みで行ないます。
収穫の際は、葡萄のフェノール類(タンニン、アントシアニン、フラボノール等)の成熟具合について様々な分析、考察を行った後、いつ収穫を行うかを決めています。当然ながら畑の向きや標高、求めているワインのス
タイルや葡萄品種によって熟度が違ってきます。数日ごとに畑から葡萄の実をランダムに採取して分析を行い、潜在アルコールを測定します。さらにラボで pH や酸度を測定、種や果皮を食べてフェノール類の成熟度合いを見ます。


❦ 醸造

Not Available...
一般的なヴィーニョ ヴェルデのイメージとは異なるワイン キンタ・ダ・ハーザのヴィーニョ・ヴェルデは、一般的にイメージされる‟微発泡で軽快な飲み口が楽しめるワイン”とは異なり、‟長期熟成にも向く、高品質で本格的な味わいのスティルワイン”に仕上げられています。 通常のワイン同様、ボトルによってはわずかに炭酸ガスを帯びている場合があるかもしれませんが、どれも「ヴィーニョ ヴェルデ」という先入観に縛られずに試していただきたいワインです。 実際に、『ワイン アドヴォケイト』や、『ワイン エンスージアスト』といったワインガイドでも高評価を獲得しており、その品質の高さや、長期熟成の可能性について言及されています。 ディオゴは、「ヴィーニョ・ヴェルデはワインの名前ではなく、生産地域(D.O.P)を指します。白ワインだけでなく、赤、ロゼ、スパークリングワインも造られています。一般的にヴィーニョ ヴェルデは熟成しない、と言われていますがそれは正しくありません。特にアルヴァリーニョやアヴェッソといった品種で造られたワインは高い熟成の可能性を持っています」と話します。