Fable Mountain Vineyards

ファーブル・マウンテン・ヴィンヤーズ

URL	http://www.fablewines.com
設立	1989年
本拠地	Tulbagh（タルバッハ）
当主	Charles Banks（チャールズ・バンク）
畑の総面積	30ha

❦ 詳細・歴史

タルバッハは、ウェリントンの北側でスワートランドの東の端に位置しています。以前は特に高品質なワイン産地として知られた場所ではありませんでしたが、スワートランドの革新的なワインメーカーたちの後に続き、現在は非常に優れたワインを造り出しています。

ファーブル・マウンテン・ヴィンヤーズは2000年に（当時はタルバッハ・マウンテン・ヴィンヤーズの名前で）設立しました。ぶどうの品質のよさとオーガニックとビオディナミ栽培に特化したことによって、この１０年間非常によい評判を得てきました。（クリスとアンドレア・マリヌーもここの設立当初のメンバーです）

ワイナリーは、2010年に、元スクリーミング・イーグルのオーナーで投資家のチャールズ・バンクが購入しました。現在栽培と醸造は、ポール・ニコルズ とレベッカターナーが行なっています。

❦ 畑

ウィッゼンバーグ（Witzenberg） 山の麓にあり、オーガニックとビオディナミの手法で栽培されています。10haの畑の樹齢は14ー15年、20haの畑はまだ植えたばかりの若木です。土壌は地質年代が古い非常に岩の多い頁岩とシストで、標高は400から600メートルです。ここには、野生動物も多く存在しています。豹とかも。シラー、ムールヴェードル、カベルネソーヴィニヨンなどの黒ぶどうは、海抜400〜500メートルの山の急斜面に植えられています。一方ジャッカルバード用の白ぶどうは、スワートランドの古木の畑から注意深く選ばれています。

毎朝山は雲に覆われるため、夏場暑くなりすぎることを防ぎます。この涼しさがブドウに酸味を与え、生育期間をゆっくりにさせます。


[ファーブル・マウンテン・ヴィンヤーズの畑]

❦ 醸造

ぶどうは収穫したら選果の前に１〜２℃の涼しい部屋で数時間冷やします。ぶどうは特殊素材で造ったバスケットプレスでつぶし、野生酵母で発酵させます。人の介入をなるべくさけてナチュラルなワイン造りをしています。ワイナリーは重力システムで管理されており、ぶどうやワインがダメージを受ける事がありません。


[ファーブル・マウンテン・ヴィンヤーズ　バスケット・プレス]


[バトナージュが自然にできるコンクリートエッグ]