Alvaro Palacios
アルバロ・パラシオス
URL |
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設立 |
1989年 |
本拠地 |
Gratallops (グラタヨップス) |
当主 |
Alvaro Palacios(アルバロ・パラシオス) |
畑の総面積 |
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資料提供 |
Fwines |
❦ 詳細・歴史
アルバロ・パラシオス氏はシャトー ペトリュスやスタッグス リープで修業した後、仲間と共に1989年にプリオラートにワイナリーを造りました。彼らは荒廃していたプリオラートを高級ワイン産地として蘇らせ、プリオラートの「4人組」として世界に名を広めました。現在ではそれぞれにワイナリーを所有しており、アルバロ氏はグラタヨップスに1997年「アルバロ パラシオス」を創業。伝統品種と伝統的な方法に立ち返ったワイン造りを行っています。
❦ 畑
グラタヨップス(Gratallops)はプリオラートの南西部にあり、リコレリャという特殊なスレート土壌に覆われています。年間降雨量は400mm以下と雨が少なく、日照時間は年間3,000時間にもなりますが、雨がスレートを通って深い場所に溜まり、ブドウは根を深く伸ばし水分と豊富なミネラル分を吸収するため、フレッシュでミネラル感のあるブドウができます。
傾斜の厳しい斜面に階段式の畑が広がるため、ほとんどの場所では機械で作業を行うことが出来ず、ラバを使って作業が行われます。2000年からトップ キュヴェのレルミタ畑ではビオディナミ農法を実施しています。フィンカ ドフィの畑でもビオロジック農法が実施されています。
❦ 醸造
山の傾斜を利用した醸造所で、重力に沿って果実や果汁を運んでいくグラヴィティシステムを採用し、果実や果汁にストレスをかけないように醸造しています。アルコール発酵時は8~12日間、2人の作業員が24時間体制で温度管理を行っています。マセラシオンは約40日間と長めに行っています。8ヶ月間少しずつ樽を回転させ、ワインを滓に長く接触させるため、レルミタとフィンカ ドフィの熟成樽は1段のみで、上に積み重ねません。これにより、クリーミーでリッチなワインとなります。