Melville Winery
メルヴィル・ワイナリー
❦ 詳細・歴史
メルヴィルはサンタ・リタ・ヒルズを代表する生産者の一人で、1996年ソノマのナイツ・ヴァレーでカベルネ、メルロー、シャルドネを栽培していたロン・メルヴィルが冷涼地域でピノ・ノワール、シャルドネ、シラーの栽培を望み、サンタ・リタ・ヒルズのメルヴィル・ヴィンヤーズを購入したことに始まります。サンタ・リタ・ヒルズは太平洋からの冷気が流れ込み、霧がかかるため冷涼かつ雨も少なく非常に乾燥した地域で、メルヴィルはサンタ・リタ・ヒルズ、サンタ・バーバラに120エーカーの自社畑を所有。アメリカでも珍しく自社畑からのみワイン造りを行っています。
1999年ファースト・ヴィンテージをリリースするにあたりグレッグ・ブリューワーを醸造責任者として招集すると今日に至るまでアメリカ3大ワイン専門誌で錚々たる評価を獲得。2015年に2002年よりサムサラで自らのワインを生産してきたロン・メルヴィルの息子チャド・メルヴィルが醸造責任者の座へと着きますが、本人曰く“ワイン・メーカー”ではなく“ワイン・グローワー”であり、グレッグ・ブリューワーの代から変わらずサンタ・リタ・ヒルズのテロワールを表現したワインを生産することに注力しているとの事。毎年のように高い評価を獲得しているにも関わらず、専門家の点数には特に拘りがある訳ではなく、フレッシュかつピュアでエレガントなワインを造りたいとチャド・メドヴィルは述べています。
また高い評価にも関わらず未だに非常に良心的な価格でリリースされている数少ないカリフォルニア・ワインの1つにも上げられます。
❦ 畑
120エーカーの自社畑には16種のピノ・ノワール、9種のシラー、6種のシャルドネが栽培されています。サンタ・リタ・ヒルズは石灰質の岩を含む砂質土壌で酸のしっかりとしたブドウになるのに加え、冷涼で生育期間が非常に長いため凝縮した味わいのブドウが収穫されます。
❦ 醸造
醸造にはフレンチオークを用い、フレンチ・スタイルのワインを生産。