| URL | https://www.vondervogelwaide.at/ |
| 設立 | 2019年 |
| 本拠地 | Mitterarnsdorf(ミッテラルンスドルフ) |
| 当主 | Daniel Vogelwaid & Michael Donabaum(ダニエル・フォーゲルヴァイト & ミヒャエル・ドーナバウム) |
| 畑の総面積 | 4ha |
| 資料提供 | Vin Amis |
ダニエル・フォーゲルヴァイトとミヒャエル・ドーナバウムの二人が手掛けるワイナリー、フォン・デア・フォーゲルヴァイデ。
オーストリア屈指の銘醸地ヴァッハウの南岸、人口わずか160人の小さな村、アルンスドルフでワイン造りを行っている。
ミヒャエルは、ドナウ川対岸のシュピッツ村のワイン生産者の家に生まれ、自然とワインの道を志した。クロスターノイブルクのワイン学校に進学するも、寄宿舎生活が合わず、クレムスのワイン学校へ転校。そこでブドウ栽培、醸造、マーケティングを学び、卒業後はオーストリア国内や南アフリカ、ドイツのファルツなどで経験を積んだ。ファルツ地方のフォン・ウィニングで働いていた際、ワイン以外にもう一つの情熱を見つける。それがインテリアデザインだった。家族がホテルを建設する際に建築やデザインに関わり、その奥深さに魅了された彼は、デザイン学校に進学し、新たな道を模索する。
一方、ダニエルはドイツ・シュヴァーベン・アルプ出身で、ワインとは無縁の家庭に育った。しかし、次第にワイン造りに興味を持ち、シュトゥットガルト近郊のワイン学校へ進学。ヴァイングート・ヴェールヴァーク(Weingut Wöhrwag) で修行し、その後、ガイゼンハイム大学で学びながら、フランスや南アフリカの名門ワイナリーで経験を積んだ。ドメーヌ・ド・ラ・オリゾン、コント・ラフォン、シャトー・パルメ、ジャン=ルイ・シャーヴといった名だたるワイナリーでの研鑽を経て、ボルドー大学で醸造学の修士号を取得。2017年には、ウィーンのBOKU(自然資源・生命科学大学)の修士課程に進学し、オーストリアへと移る。
ここで二人の運命は交差し、それによって後々世界中の多くのワインラヴァーを魅了するワイナリーの物語が始まる。
2019年、二人は自分たちのワイナリーを始めることを決意する。しかし、ヴァッハウという銘醸地において畑を見つけるのは容易ではなかった。そこで彼らは、「ブドウ畑を探しています。アクセスの難しい土地や放棄地も歓迎!」と書いた貼り紙を教会などヴァッハウ全域の街中に張り出した。1週間後、最初の連絡が入る。「紹介された2つの畑は、最初は何が植えられているのか分からないほど茂みに覆われていた。」それでも彼らは喜んで畑を受け入れ、丹念に手入れを施し、ようやく最初のブドウ畑を手に入れた。「ヴァッハウでは、畑での労働人口の減少、そして高齢化が起こっている。それによって、アクセスが悪かったり、急斜面の土地では誰もブドウ栽培をやりたがらない。みんな機械が使える土地を好むんだ。でも、そのおかげで僕たちは素敵な畑を手に入れることができた。僕らは機械ではなく、手作業が好きだから、そういう畑こそ理想的だった。まるで“眠れる森の美女”に出会ったような気持ちだったよ」と二人は当時の感動を振り返る。その後、ミヒャエルの祖母の協力を得て、最初のブドウの樹を植えることができた。大きな一歩を踏み出した。
現在、約 4haの畑を所有し、そのうちの3.5 haが収穫可能な状態となっている。畑はドナウ川の両岸に広がっており、涼しいシュピッツァー・グラーベンから、パンノニア気候の影響を受けるシュタイン・アン・デア・ドナウまで、多様な土地でブドウを育てている。「この畑の多様性、土壌、品種、ワインこそが、私たちを日々突き動かす原動力なんだ。」ヴァッハウではグリューナー・フェルトリナーやリースリングの単一品種でワインが造られることが一般的だ。しかし、彼らは多様性を表現するため多くのキュヴェで品種をブレンドしている。「最初はこの地域の多くの生産者たちに、君たちのワインは一般的なヴァッハウのワインではないと言われた。しかし、僕たちは一般的なワインじゃなく、僕らのワインを造りたいんだ。単一品種のワインだけを造れるほど、それぞれの生産量が多くないんだ」と二人は冗談交じりに笑う。所有する畑は高樹齢のブドウが植えられた区画が多く、14カ所に細かく分かれ、さらに12のブドウ品種を栽培している。
ヴァッハウと言えば、高品質なワインを造ることで世界的に有名な協同組合ドメーヌ・ヴァッハウがある。近年、フォン・デア・フォーゲルヴァイデでは雹や霜の被害で自分たちの畑の収量が大きく減少する年があった。そのため、ビオディナミ農法を取り組んでいる他の農家からブドウを買うこともある。しかし、ドメーヌ・ヴァッハウの農家からのブドウの買い取り価格(特にオーガニックやビオディナミ農法のもの)は高く、彼らが買うにはさらに高い値段が必要になる。それでも、彼らのワインを飲んで感動し、プロジェクトを応援する人からブドウを購入できることもあるという。「新しくワイナリーを始めるということは、本当に費用と手間がかかる。色々な投資が必要なんだ。それでも僕たちは幸運にも人に恵まれた。応援してくれる人、サポートしてくれる人、一緒に情熱をかけてくれる人たちがいた。畑もなしにゼロからワイナリーを始めるには相当な”理想”が必要なんだ。」その言葉を体現するかのように、彼らのワインからは新しいワイナリー特有の“焦り”が感じられない。高品質なワインを造ることを最優先に、しっかりと適切な熟成期間を確保している。「熟成期間が長ければ当然キャッシュフローが悪くなる。それでも僕たちは自分たちの理想のワインを造りたい。だから、そこで妥協はできない。その分、ラベルも全て手で貼るし、手作業で蝋をつける。」
畑での作業を大切にする彼らはビオディナミ農法を行っている。「僕らの仕事は自然と手を取り合うことだと思っている。自然から何かをもらうのなら、それを自然に返すのも当然のことだと思う。」多様性、そして自然との調和を重視する彼らは、羊や鶏など、多くの動物を飼っている。「動物の世話をするのは大変だが、心のバランスを取るのに大切なんだ。それに、芝刈り機の代わりにもなるしね」と笑う。あるとき、しばらくの間メールの返信がなかった。久しぶりに受け取ったメールには、「返信が遅くなって申し訳ない。羊の赤ちゃんが生まれたんだが、お母さんが育児を放棄して、僕たち二人でほぼ寝ないでミルクをあげたり面倒を見ていたんだ」と書かれていた。
彼らが醸造を行うのは彼らの自宅の1階スペース。ワイナリー開始当初はドナウ川の対岸のミヒャエルの実家に住み、ミヒャエルが昔使っていた子供部屋に寝泊まりし、ワイン造りを行っていたが、畑に行くために毎日川を渡らなければならなかった。
そのため、新たに家を探し、現在は自宅兼醸造所として使用している。彼らのワイン造りはシンプルでピュア。余計な装飾をせず、培養酵母や添加物も一切使用しない。厳選したブドウを丁寧に圧搾する。
主に使用済みのブルゴーニュ樽を用いて長い熟成を経る。「一般的にヴァッハウではステンレスタンクや大樽を用いる。僕らがバリックを使用しているのは、ダニエルのフランスでのワイン造りの経験もそうだし、僕らのワインには適していると考えているからなんだ。それに何より、小さなガレッジセラーでは、バリックしかドアを通らないんだ」と二人は冗談のように言ったが、実際に彼らのワインを飲めば、伝統から脱却することによる新たな可能性を感じることができる。
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Arnsdorf Kane Grade Weiss (Amber Wine)
アルンスドルフ・カネ・グラーデ・ヴァイス(オレンジ)
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| 通常価格:¥5,280 (税込) 会員価格:¥4,752 (税込) |
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Arnsdorf Baltztanz Blanc
アルンスドルフ・バルツタンツ・ブラン
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| 通常価格:¥7,040 (税込) 会員価格:¥6,336 (税込) |
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Arnsdorf Frau Welt Blanc
アルンスドルフ・フラウ・ヴェルト
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| 通常価格:¥9,900 (税込) 会員価格:¥8,910 (税込) |
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Arnsdorf Tandaradai Riesling
アルンスドルフ・タンダラダイ・リースリング
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| 通常価格:¥17,600 (税込) 会員価格:¥15,840 (税込) |
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Arnsdorf Baltztanz Rosé
アルンスドルフ・バルツタンツ・ロゼ
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| 通常価格:¥8,140 (税込) 会員価格:¥7,326 (税込) |
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Arnsdorf Kane Grade Rot
アルンスドルフ・カネ・グラーデ・ヴァイス・ロート
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| 通常価格:¥5,280 (税込) 会員価格:¥4,752 (税込) |
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