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La Rogerie

ラ・ロジュリー

ラ・ロジュリーの写真1 ラ・ロジュリーの写真2 ラ・ロジュリーの写真3
URL https://www.champagnelarogerie.com/
設立 2016年
本拠地 Flavigny(フラヴィニー)
当主 Justine & François Petit Boxler(ジュスティーヌ & フランソワ・プティ・ボクスレー)
畑の総面積 3.4ha
資料提供 Firadis


❦ 詳細・歴史

シャンパーニュ、アルザス出身の夫妻によって設立された2つの産地を股にかける超新星ドメーヌ。ファースト・ヴィンテージを2022年にリリースとまだ歴史が浅いが、恵まれた家系のルーツを活かし、畑を拡大しており、既に世界から熱い視線が注がれている。

ストラスブール大学で出会ったシャンパーニュ出身の夫フランソワ・プティと、アルザス出身の妻ジュスティーヌ・ボクスレが2016年にラ・ロジュリーを設立。
フランソワはアヴィーズで3世代続く栽培農家の生まれ。ジュスティーヌは中部アルザスのニーダーモルシュヴィア村の出身で、近年急激に人気が高まっているワイナリー、アルベール・ボクスレの現当主、ジャン・ボクスレのいとこにあたる。
0.6haからスタートした畑は現在シャンパーニュ2.2ha、アルザス1.2haまで拡大。

ワイナリー自体はフラヴィニー村に位置するが、シャンパーニュにおいてメインとなるアヴィーズの畑はアグラパールやジャック・セ
ロスの畑に隣接しており、さらにクラマン、オジェといったグラン・クリュも所有している。アルザスではソンメルベルグ、ブラント、フロリモンといったグラン・クリュをメインに所有し、ジュスティーヌの故郷ニーダーモルシュヴィア村にあるセラーで醸造、熟成から瓶詰までを行っている。

2人の初ヴィンテージ(2018VT)は2022年にリリースされたばかりだが、同年にはWAにて大絶賛を受け、瞬く間に注目を集めるワイナリーとなった。
オーガニック栽培&ナチュラルな造りを大事にする今抑えるべきライジングスター。


❦ 畑

栽培・醸造の両方において、2人が大事にしているのは「健康的で可能な限り自然な方法で作業を行うこと、そして最適な成熟度でブドウを収穫すること」。ブドウは成熟を待って収穫し、区画ごとに分けて醸造の工程を進めていく。
シャンパーニュ、アルザスともに木樽を用いて自然酵母で発酵、熟成し、MLFも自然に任せている。澱と共に長期熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰めを行う。


❦ 醸造

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2022年にドメーヌを訪問したWine Advocateのウィリアム・ケリーは、「毎年できるだけ多くの新しいワイナリーを訪れるようにしているが、フラヴィニーにあるラ・ロジュリーでテイスティングしたワインのように私を興奮させる新リリースは滅多にない。私はラ・ロジュリーが一夜にしてスターダムにのし上がると確信している。情熱的な生産者による強烈な風味を持つ職人的シャンパーニュを愛する人は、彼らのワインを何本か手に入れるためにあらゆる努力を 払うべきだ」と、この若きドメーヌにこれ以上ないほどの賛辞を送っている。 さらにWine Advocateでアルザスを担当するシュテファン・ラインハルトは彼らの2021ヴィンテージを試飲し、「ラ・ロジュリー のワインは、非常に収量の少ない厳しい年だったからなおさら私の好奇心をそそった。深みがありピュアで力強く、それでいてバランスのとれたリースリングは正統で表現力豊か、そしてフィネスに満ち溢れていてスタイリッシュだ。今後、目が離せない生産者である」と残している。