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Maurice Choppin

モーリス・ショパン

モーリス・ショパンの写真1 モーリス・ショパンの写真2 モーリス・ショパンの写真3
URL https://champagne-choppin.fr/en
設立
本拠地 Damery(ダムリー)
当主 Benjamin Choppin(バンジャミン・ショパン)
畑の総面積
資料提供 Arkcellars


❦ 詳細・歴史

ドメーヌが位置するダムリーはエペルネーからわずか数キロに位置します。7世代以上にわたってヴァレ・ド・ラ・ マルヌのユニークなテロワールを表現しました。 若き現当主であるバンジャミン・ショパンは家族の伝統と生き物 に対するリスペクトを誇りに思っています。力、丸み、バランスの両方を表現する自然で独特のワイン造りを目指 しています。 彼はテロワールを表現するのを最優先としています。


❦ 畑

2007年には当時のサルコジ大統領のもと、国全体で環境に対する対策をとるべく環境グルネル会議がおこなわれ、その際の話し合いをもとに「環境認定栽培」 という制度が生まれました。 2011年には、環境認証全国委員会(CNCE)が発足。生物多様性の維持、殺菌・殺虫剤の散布
戦略、施肥の管理、水のリソースの管理などを基本のテーマとす る、レベル1~3までの環境認証が整えられました。 環境認証は、生物多様性の保全、植物防疫戦略、施肥管理、水資源対策の4つの分野について規定を順守した農業従事者に与えられるもので、3段階のレベルが あります。中でも、HVE Haute Valeur Environnementale(環境価値重視認証)は農業事業者を対象とした環境認証では最高レベルの認証です。 レベル3(HVE)
定められた指標を達成 – 4分野について、設定された細かい指標をクリアしており、HVEのロゴを貼付することができ、Maurice Choppinは取得しています。


❦ 醸造

彼が造るシャンパーニュは『無濾過、無清澄』です。彼の信条は『Lieux-dit』を尊重。特にテロワールを表現する 為にジャール(アンフォラ)を活用。中でもロゼワインを造るLa Denrée de l’Âneは地表から20mに化石がゴロゴ ロしている区画でカバークロップの区画。

日本語で「被覆作物」。畝と畝の間に植えられた、おもにイネ科やマメ科の植物のこと。カバー・クロップを畝間に植える意味は、土壌の流亡防止のほか、肥沃度のコントロールや土壌の水分量の調整などじつに幅広い。例えば、畝間にソラ豆や大豆を植えてそれをすき込むと、窒素が固定されて土壌が肥える。一方、肥沃すぎてもブドウの質が下がるので、ブドウと競合するイネ科のカバー・クロップを植えることもある。また、水はけの悪い畑ではカバー・クロップの蒸散作用によって、土中から余分な水分を抜くことができ、反対に乾燥した土地ならば、カバー・クロップをすき込み土壌の水分を保持することも可能。さらにカバー・クロップが根を張り巡らすことで、土壌が柔らかくなって空気が通り、土壌に含まれる有機物質をブドウが吸収しやすいように無機化する微生物の量が増える。ある種の草花は、害虫を捕食するテントウムシなどの益虫を呼び寄せることにも役立つ。またネマトードのようなブドウの寄生虫が嫌う植物を、
カバー・クロップとして畝間に植えることもある。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌは、エペルネから西へと蛇行して流れるマルヌ川とその支流に沿ってセーヌ=エ=マルヌ 県まで8000haにわたって葡萄畑が続く、オーヴネ=ヴァル=ドールからキュミエールの村落まで一つにまとめた地 区になります。この長く延びた地区は異なる自然環境が入り混じり、その為産するワインも多様性に富んでいて、 シャンパーニュ地方のなかでももっとも複雑な産地です。 マルヌ川の両岸に畑はありますが、日照の関係から右岸の南向きの畑のほうが優勢となっており、北向きの斜面は シャトー=ティエリー付近で徐々に消えていきます。 ダムリー村は比較的大きな村で、総面積1544haのうち334haをブドウ畑が占めており、南向き斜面の畑が広がるマ ルヌ河右岸に位置し、ちょうどキュミエールの西隣に当ります。川が近いので湿度が高く霜の害も受けやすいた め、開花が遅くて収穫が早く病害にも強い ピノ・ムニエが育てやすい土地。灰岩と泥灰岩、粘土質、砂質と多様な 土壌から構成されています。褐色土壌もあり、適度な水はけのよさと保水性を持っています。