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Clos de la Barthassade

クロ・ド・ラ・バルタサッド

クロ・ド・ラ・バルタサッドの写真1 クロ・ド・ラ・バルタサッドの写真2 クロ・ド・ラ・バルタサッドの写真3
URL
設立 2014年
本拠地 Saint Jean de Fos(サン・ジャン・ド・フォ)
当主 Guillaume & Hélène Barron(ギヨーム & エレーヌ・バロン)
畑の総面積 9.25ha


❦ 詳細・歴史

クロ・ド・ラ・バルタサッドは2014年がファースト・ヴィンテージとまだ設立してから若いワイナリーながらも既にミシェル・ブラスやフラコン・ド・セルといった3ツ星を始め、数々のミシュラン星付きレストランにオン・リストされている注目のラングドック生産者。
当主であるギヨーム、エレーヌともに葡萄栽培家の家系ではありませんがディジョンの名門ジュール・ギュイヨ醸造・葡萄栽培研究所を卒業。ギヨームはその後、ヴォルネイにあるドメーヌ・プス・ドール、ドミニク・ドゥラン、プロヴァンスのドメーヌ・デ・トレヴァロンといった著名生産者の元で研鑽を積み、エレーヌも同じくマルサネのトップ・ドメーヌ、シルヴァン・パタイユで醸造を学びます。

星付きレストラン以外にもフランス国内では話題沸騰でリリース前に完売したアイテムがある程の人気を誇っており、フランスで最も権威のある専門誌ルヴュ・デュ・ヴァンではディスカバリー・オブ・ザ・イヤー2016を獲得。既にテラス・デュ・ラルザックを代表する生産者の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。

2017年よりドメーヌ・ド・ラ・バルタサッドからクロ・ド・ラ・バルタサッドに改名しました。


❦ 畑

所有面積は9.25haで粘土石灰質土壌。グルナッシュ2.4ha、シラー3.1ha、ムールヴェードル1ha、サンソー2.25ha、シュナン・ブラン0.5haが栽培され、全て樹齢30〜40年のブドウです。

ボルドー液などの銅剤は最低限の使用に抑えたビオによる栽培。収量は厳しく制限し、結実を良くするための摘芽は最低でも1度は行っています。夏にはサンソー以外の品種の側生芽の除去と摘葉を行い、必要に応じてグリーンハーヴェストを行います。
(2014年はムールヴェードル、グルナッシュの一部、シラーの2haを行いました。)


❦ 醸造

醸造は伝統的な方法がとられています。区画ごとにミクロ醸造を行い、野生酵母を使用。収穫した葡萄は成熟度に応じて、一部もしくは完全除梗を行います。醸造の際に使用するSO2は最小限。(2014年ヴィンテージのグルナッシュ、シラーのいくつかの区画では一切使用されていません。)ドメーヌ内ではグラヴィティ・システムを用いる事でブドウにストレスが掛からないように移動を行います。抽出は非常に穏やかに行われ、キュヴェゾンはおよそ2週間〜3週間かけて行われます。
アロマを保ちつつ温度を上げる為に温度管理の出来るステンレス・タンクを使用して32℃以下で発酵。白ワインはデブルバージュを行った後、225L樽とドゥミ・ミュイ600L樽を使用して熟成。
赤ワインは225L樽とドゥミ・ミュイ600L樽を使用。基本的に新樽は極力少なくし、新樽の場合でも非常に軽く焼いた樽を使用しています。また700Lの卵形コンクリートタンクも一部使用。
熟成期間は白ワインで12〜15ヶ月、赤ワインで12〜24ヶ月間行っています。

2014年度の平均収量は30hl/ha(白20hl/ha、ロゼ30hl/ha、赤32hl/ha)