《新入荷ワイン》Heymann-Lowenstein  ヘイマン・ルーヴェン・シュタイン Schieferterrassen Riesling 2008 シーファーテラーセン・リースリング 

ザヴァインさんからバックヴィンテージのモーゼルが入荷しました。

「ほのかに甘い、安ワイン」というイメージを塗り替えたワイナリー「ヘイマン・ルーヴェン・シュタイン!」昔からすばらしいワインを造っていましたが、ちょっと熟成したものを飲むとさらによいです。

Heymann-LowensteinSchieferterrassen Riesling

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当主のライハルト・ルーヴェンシュタインは1980年代にヴィニンゲンの急な斜面に5haの畑を購入して自分のワイナリーを設立。スレート土壌の違いによるテロワールの表現に情熱をかけている生産者です。シングルヴィンヤードも所有しています。

2008年に訪問したときは、5、6名の学生が研修をしていました。アメリカ、オーストラリアの学生(確か英語で指示していたので)だったと思います。歴史はそれほど古くないのに、そのやさしく厳しい人柄と強い情熱でみんなに信頼されているんだなあと思ったような記憶があります。

2008年のシーファーテラーセン(各スレートの畑のブレンド)は、青リンゴ、アプリコットなどのストーンフルーツ、ハーブのアロマとフレーヴァーがある複雑性の高いしっかりとした辛口。まだ酸味はフレッシュで生き生きとしています。13%のアルコールを感じさせないエレガントな仕上がりは、モーゼルのスレート土壌のリースリングならでは!と思いました。

また、こちらのリースリング、エレガントながら非常に骨格と密度があるので、パテやとりレバーのムースなど肉料理にも十分合わせられます。わずかに貴腐ぶどうが入ったような複雑な香りも大変魅力的な大人のワインです。

Heymann-Lowenstein  ヘイマン・ルーヴェン・シュタイン
Schieferterrassen Riesling 2008 シーファーテラーセン・リースリング 2008 

3800円(税抜)

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Heymann-LowensteinSchieferterrassen Riesling

インポーター資料より

19世紀の偉大なドイツワインに見られるように、テロワールを表現することを追い求める新しい世代のドイツ人ワインメーカー。そのリーダー的存在がこのルーヴェンシュタインです。ドイツのワイン法(1971年施行)は収穫期の糖度を品質の確固たる判断基準として定めており、テロワール、土壌、ブドウの品種は考慮していません。ワイン業界を民主化しようという試みにもかかわらず、結果は品質を大きく損なうことになったのです。ルーヴェンシュタインや他の型破りな職人たちはこうした法律を無視し、甘くもドライでもない、しかしリースリングと粘土質の土壌が育む天然の酸味が生み出す素晴らしいバランスとリッチな味わいを持ったワインを単一畑から作っています。

驚くほどの急勾配に位置するブドウ畑は美しく、コブレンツ市近くを流れるモーゼル川を見渡すことができます。寒い気候の為、ブドウの成長には長い時間がかかります。しかし、魅力的なミクロクリマのおかげで地中海性の動植物が息づき、青、薄い青、赤、灰色と多様な粘土質の土壌に恵まれ、それらがあますところなくワインに反映されています。ルーヴェンシュタインのブドウ栽培はオーガニックで細部にわたって厳密。ドイツでの平均収穫量は100hl/haを超えるといわれていますが、ルーヴェンシュタインはそれを50hl/haに抑えています。セラーでは天然酵母を使い、ステンレスタンクからオークの醗酵槽へ移行。まったく人工的な干渉をせず、2006年の夏もまだ2005年のワインを醗酵させている段階でした。

ラインハルト・ルーヴェンシュタインは誰に対しても率直に意見をはっきりと述べ、まるで反逆児。また、テロワールの熱烈な支持者でもあります。ドイツのワイン法を無視し、19世紀後半にリースリング・ワインがもっとも高価なワインともてはやされた時代の古典的な辛口で濃厚なスタイルのワインを単一畑から造ろうという動きを率先しています。

合わせてファン・フォルクセンの2010年のザール・リースリングも仕入れました!
2012年より辛口でしっかりとしていました。比較してみるとおもしろいと思います!

Van Volxen ファン・フォルクセン

インポーター資料より

ロマン・ニエヴォドニツァンスキー(ニエヴォ)はシンプルだがドイツで最も素晴らしいワインを伝統的なザール(シャルツホフベルグを含む)のブドウ畑から作りたいという大きな野望を持って1999年にファン・フォルクセムのドメーヌを購入しました。ザールを選んだ理由はこの涼しいテロワールからの報酬が大きい事。ここの気候は葡萄の果実が成長するのに適しています。醸造においても季節がゆっくりと流れる為、ワインに香り高い純粋な深みがでます。彼は、現在その地域で最も良質な土地と言われている33ヘクタールの畑を所有しています。ラインハルト・ルーヴェンシュタインの影響により、カビネット、シュペートレーゼ等の用語は使用していません。彼の焦点はテロワールにあり、古いブドウ畑の名前を復活させ、幾つかのワインのラベルにその名前が登場しています。 念入りなブドウ畑管理(非常に低い収量、完熟したブドウのみの収穫のため、同じ畑を幾度も収穫に回る)、ビオディナミを含む有機栽培、野生酵母とスキンコンタクトを用いた発酵期間の延長、これらにより彼のクオリティーに対する思い入れは成し遂げられています。

ニエヴォのワインを語る姿は印象的ですが、彼の容姿もまたかなりのもの。金髪の長髪をポニーテールに結んだ背の高いハンサムな青年にはビットブルガー・ビールで築かれた一族の財産というものが後ろ盾にあるのです。 素晴らしい彼のワインは 快楽的なフルーツの風味、官能的といえるほどの触感、上質で優雅なミネラル、これらが凝縮され、深みのある並外れた複雑な出来となっています。

ザールリースリング 2010

ファン・フォルクセンの入門レベルと言える、一般的なザールリースリングですが、ワイナリーの全ての畑から選び抜かれたブドウを使った、標準レベルの範囲の中では非常に優れたワインです。全てにおいて、このような厳しい基準が用いられています。(ザールで最高の場所、古木の利用、低収量、ビオディナミ農法など)ミネラルに溢れ、強さがあり、享楽的な、単純に素晴らしいワインです。このドライでリッチなドイツリースリングは多様な料理に広く完璧に合わせることができます。ミネラル、フレッシュハーブ、スモークした木、アカシアのハチミツ、グレープフルーツ、焼きりんごのようなアロマがあります。味わいは、まるで光沢を持っているかのように、生き生きとして、爽やかです。豊かな風味と純粋で美しい余韻があります。

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