オーストリア研修2015(ワイナリー建築編)
オーストリア研修で訪問したワイナリーの建物がとてもモダンでかっこいいところが多かったのでご紹介します。ボルドーでも数年前から有名な現代建築家が設計したのワインセラーが出てきて話題となりましたよね。(シュヴァル・ブランとか。。)見た目のデザイン性が素敵なことはもちろん、重力システムを採用してぶどうに負担をかけないなど機能面も優れていました。また、今回訪問しませんでしたが、オーストリアではロイマーのワイナリー建築もおしゃれでかっこよいそうです。
(The Architecture of Wineで検索するといろいろ出てきます。まるで美術館みたいです)
ヴィーニンガー Wieninger(ウィーン)
一階が売店、試飲スペース、キッチンがあり、2階が会議室です。
ガラス張りのミーティングルーム
ライトがかわいい
階段からガラス張りのオフィスが見えます。。
さぼれませんね。
照明が素敵です。
醸造所が見える建物の裏側には、ガラスばりの社長室があります。
これでは社長も。。。
サットラーホフ Sattlerhof (ジュートシュタイヤーマーク州)
外観は伝統的な感じの建物です
内観はコンクリートと白を貴重としたモダンな感じだーと思いましたが
伝統的な地下セラーの雰囲気も残してあってそれがまたかっこいい。
昔の写真を見せてもらいました
2010年に今の建物になったんだそうです。
畑の中には、教会をイメージしたオブジェがあります。
現在醸造責任者を勤める息子さんのアンドレアスさんのためとのこと。
自然光を生かしたティスティングルーム
ここも照明がおしゃれです〜
壁に飾ってある絵は、アーティストの娘さんが描いた作品とのこと
写真がよくないのですが、壁の色は深紅で、皮っぽい風合いでした。
Gernot u. Heike Heinrich ゲルノット・ハイケ・ハインリッヒ(ノイジードラーゼー)
入り口は、こんな感じです。リゾートホテルみたいでした。
(ちなみに山野社長は、おしゃれでストールを巻いているのではなく、
首になにか巻かないと風邪ひいちゃうそうです。
薬局で保温サポーター猫ぬいぐるみ版を購入してました)
入り口にはこんなオブジェがあります
1階のフロアの一部がガラス張りになっていて、地下セラーのワインを見る事ができます。
ハインリッヒの自社ワインがほとんどですが、アルマンルソーなどのトップレンジのブルゴーニュもありました。
ガラスは、上に乗るのがちょっと怖いです
天井にさりがなく飾られた棒がかっこいいです。
オーストリアといえば土壌見本
醸造所の外観はコンクリートと木が主に使われています。
屋根部分から透明なガラス張りの壁につながる部分はまるで美術館のようだなあと。
黒い木箱っていいですねー
雨が降っても室内でバーベキューができる部屋だそうです
ワインのラベルにも使われている天使が飾ってありました。
Weingut Högl ワイングート・ヘーグル (ヴァッハウ)
北欧デザインの地味でおしゃれな建物。
スキープレーヤーだったというヘーグルおじさんが、
こんなにおしゃれ上級者だったとは!!とちょっと驚きました。
入り口を入って中から外をみるとこんな感じ
京都の町家を思い出させる落ち着いた雰囲気です
2階の会議室は教会をイメージしたつくりになっていて、
朝日が差し込みます。左の窓のところは、プロジェクターが設置されています。
普通にワインを貯蔵している場所も、木を主体にした気持ちのよい空間です。
畑から見ると風景にとけこんでしまっています。
シンプルでモダン。
和を感じさせる素敵な建物でした。
おまけ
せっかくなのでヴァッハウの有名生産者のワイナリーの近くを通ってきました。
ニコライホフのワインレストランでトイレをお借りしました。
敷地内に教会があり、ウェディングが行なわれるところでした。
ニコライホーフの輸入元はファインズさん。
Weingut F.X.Pichlerは車中から眺めました。
輸入元はファインズさんです。
ガラス張りでモダンです。
さっと通り過ぎて、
次はWeingut Emmerich Knoll ワイングート・エメリッヒ・クノルです。
伝統的なオーストリアっぽいかわいい建物です。クノルの神々しいラベルとはちょっと印象が違いますね。輸入元は、AWAさんです
道をはさんだ正面に Weingut Alzinger アルツィンガーがありました。
輸入元は伏見コンサルティングさんです
Golles ゴルス(東シュタイヤーマーク)
ワイナリーではありませんが、はじめてリンゴ酢を造ったシュナップスとヴィネガーの生産者ゴルスのでは、新しい、販売所を造っているところでした。
外観
販売所
販売所のオブジェ?
シュナップスの貯蔵庫は、地下セラーで、伝統的な造りでした。
ワイナリーは、その土地を表現するワインを醸造する場所。
ワインツーリズムをより楽しくさせる一つの要素だなあと思いました。