ルーミエ・カミュゼ試飲販売会・協力フィネス!ドメーヌ元詰めACブルゴーニュの個性をご紹介

4月11日に開催されるブルゴーニュの試飲販売会では、
各ドメーヌのACブルゴーニュを試飲していただいたあと、村名ワインを試飲していただきます。
村名ワインについては、それぞれの村の特徴や、造り手の個性を調べる事もできますが、かえってACブルゴーニュはなかなか実態がつかめないものです。
また、有名生産者のACブルゴーニュは生産量が少なくその価格の割には非常に入手困難です。

本日は、それぞれのドメーヌのACブルゴーニュがどんな畑でどんな個性を持っているか、
そちらをちょっとご紹介します。格下げワインがこんなにあるとは!
ACブルゴーニュって侮れないですね〜

FRANCK JUILLARD フランク・ジュイヤール・ブルゴーニュ・ブラン2013

AOCの「Saint-Véran(サン ヴェラン)」を名乗れる区画の葡萄を弊社専用に格下げしてブルゴーニュ ブランとして醸造したワイン。コート ドールの白ワインのような肉厚さはありませんが、瑞々しくフレッシュな酸味と果実味がとても綺麗。丁寧な栽培、醸造を行う堅実なドメーヌです。

CHÂTEAU DE LA VELLE シャトー・ド・ラ・ヴェル ブルゴーニュ・ブラン2012

ムルソー村の「レ グット」という区画のシャルドネ。通常は新樽を使いリッチさを演出しますが、新樽も使わずテロワールを表現します。色調淡く、香りはフレッシュで柑橘のニュアンスが強くミネラル豊か。2012年のみの特別醸造品 通常年はボーヌエリアのシャルドネを使用します)


CHÂTEAU DE LA VELLE シャトー・ド・ラ・ヴェル ブルゴーニュ・ルージュ
2012

AOCボーヌのピノノワールを弊社専用に格下げしてブルゴーニュルージュとして出荷。深みにまろやかさが加わり、甘旨いさの陰には輪郭を際立たせる酸味の存在も。2012年のみの特別醸造品 サヴィニーレボーヌ村とポマール村のピノノワールを使用)

HENRI GOUGES アンリ・グージュ ブルゴーニュ・ルージュ2012

ニュイサンジョルジュ村の二区画のピノノワールで造られる。濃縮した果実味には酵母や土の香りが強く混ざり男性的。赤身肉に似た独特の酸味には野性的な一面もあるが、村名以上のワインと異なり支配的なタンニンはなく、ヴィンテージが若くても楽しむことができる。

BRUNO DESAUNAY-BISSEY ブルーノ・デソネイ・ビセイ ブルゴーニュ・ルージュ2012

国道74号線によってエシェゾーから分断されてしまったかのような畑。筋肉質で酸味に富み、贅肉のない引き締まった味わいは正にニュイの特徴。媚びるような甘い果実は見事に皆無。豊かな酸味に味わいがある。

MÉO-CAMUZET FRÈRE & SOEURS メオ・カミュゼ フレール・エ・スール ブルゴーニュ・ルージュ2012

1998年の仕込みを最後に 翌年からはドメーヌ以外の葡萄もブレンドしている。ヴォーヌロマネに感じるバーボンやミントチョコレートさえ伺わせ、黒紫の色調強く、メオカミュゼのワインであることを強烈にアピールしている。

GEORGES ROUMIER ジョルジュ・ルーミエ ブルゴーニュ・ルージュ2012

「レ マラディエール」という区画の平均樹齢35年のブドウと、樹齢の若いシャンボール ヴィラージュの葡萄も混醸されます。果実味豊かで酸もあり、バランスよく仕上げられるワインです。シャンボールミュジニーのエレガンスと繊細さチャーミングさの資質は十二分に堪能できます。

CLAUDE DUGAT クロードデュガ ブルゴーニュ・ルージュ2012

ジュヴレシャンベルタン村のピノノワールとはいえ、その味わいは濃厚な黒果実が漂う村名そのもの。価格は一般の同銘柄ワインの倍ほどするが、同価格のまともなジュヴレシャンベルタンに出会うのは困難。輪郭がハッキリとしていてスパイシーさもあって力強い。

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そういえば、先日試飲会でシャトー・ド・ラ・ヴェルのベルトラン・ダルヴォご夫妻にお会いしました。

温厚で誠実そうなお二人。造りについて質問すると結構細かい数字まで教えてくれました。
ここのボーヌは、ポマールに近い場所に畑があるので、樽をしっかりきかせても大丈夫なくらい、果実味、骨格がしっかりしていました。

クレマンのブラン・ド・ブランはアリゴテとシャルドネをブレンドしているため、酸味がきれいにのった爽やかな味わいが第一印象。泡だちはくっきりとしていてはつらつとした印象ですが、40%の樽発酵によるまろやかさもあり、アペリティフだけでなく、食事にも合わせられそうだなーと感じました。

ch de la velle

シャトードラヴェルは、1789年のフランス革命以前からブドウ栽培行っていた歴史あるドメーヌ。
現在9代目だそうです。1998年にはムルソーがフランス大統領のエリゼ宮の晩餐会に選ばれたとのこと。ブルゴーニュ・ブラン、ルージュも村名クラスの格下げぶどうなので、期待できますねー

有名生産者ももちろん気になりますが、実際自分が日々楽しむワインとしてぜひ候補に入れてください!

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