フランス旅行その6ブルゴーニュ、メゾン・ジェーン・エアー編
さて、今日こそフランス訪問記、ブルゴーニュ編を開始します!
と言う訳で土曜日に予約していたのですが、前日リヨン(のワインショップ)を観光中に収穫が入ったから時間を変更してほしいと言われ、急遽調整。
色々回る予定でしたが適当に畑を見てもう訪問だけする事に。
今回こそ前回見られなかった畑見る予定だったのに・・・。
という訳で今日はこの人を訪問した時のお話です。
Jane Eyre
前回経歴をお話ししましたが、もっと前の経歴からご紹介するとこの人、元美容師さんです。たまたまお客さんがワイン評論家ジェレミー・オリヴァーの奥さんだった事からワインへの道が開きました。
美容師→ワイン醸造家って凄い転職ですね。
ちなみに既にルヴュ・ド・ヴァンで掲載される程の実力を持っています。
コート・ドール初のカスタム・クラッシュ・ワイナリーの中。
挨拶もそこそこに早速テイスティングへ。
まずは樽から最新ヴィンテージをしましたがこちらは前日にSO2添加したものなどもあり、まだ熟成途中なのでテイスティング・コメントは割愛。
全般的に14年に比べてストラクチャーがあり、果実味豊かなイメージです。
でもサヴィニーは衝撃的でした。
続いてボトルでの試飲。あ、写真・・・(すみません)
2014 Cote du Nuits Village
チェリーが主体の果実味、軽やかでチャーミングなコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ。ニューマンとはスタイルが違いますが、エレガント系な味わい。
2014 Gevrey-Chambertin
シャンポーの近くの区画等斜面のブドウを使用しているそうです。
赤黒混じる果実、ハーブやスパイス、ジュヴレらしいアーシーかつ野性的なニュアンス。まだタイトでグリップあるタンニン。多分開くまでに時間が掛かりそうです。
2014 Volnay
ブラックベリーやラズベリーの混じるヴォルネイらしい華やかなアロマに、ほんの少し植物的なニュアンスと仄かな樽香。テクスチャーはジュヴレよりソフトで果実味にボリューム感を感じますが重さはなく、エレガント。
ジュヴレ同様少し時間が必要。でもジュヴレよりは早く開きそうです。
2014 Savigny-les-Beaune 1er Cru Aux Vergeless
これが個人的に凄かったです。
フローラルかつ表情豊かで今飲んで最も美味しく感じましたが、凝縮感も有り、余韻も長い。15年は樽の時点でもう本当に驚きました。
サヴィニーでこんなに感動したのは久しぶりです。サヴィニー最近飲んでないからかもしれませんが。
2013 Corton Grand Cru Renard
もともとニューマンと契約して造る筈だった畑をなぜかゲット出来たらしいです。と言う訳で14年以降は今のところ造っていません。3樽のみの生産で1樽は新樽。
綺麗な樽香に赤系果実が主体、スパイス、仄かに黒系果実のタッチ。サヴィニーが外向的ならこちらは内向的。良いワインだけどまだ全体像が見えません。スケールは大きくもエレガント。
いやー勉強になりました。今までアメリカ出身のブルゴーニュ生産者は殆どがアメリカンなイメージでしたがジェーンはしっかりブルゴーニュ的ですね。
アロース!!
SO2添加したばかりのワインなどなかなか体験できないのでありがたかったです。気に入ったサヴィニー2本と同僚に頼まれていたコルトンを購入し、ドメーヌを後気にしようとしたとき、どこかの誰かさんが来てジェーンと会話していました。
どこかの誰かとジェーン。
誰?って尋ねるとドミニクって言われましたが誰だよ。
詳しく尋ねるとドミニク・ラフォンとの事。
あー、コント・ラフォンの人か。ずいぶんイメージと違うなー。
収穫したブドウをチェックするジェーンとドミニク・ラフォン。
ミーハーなので最後に一緒に記念撮影をし、帰宅。
お土産に何か1本と言われたのでジュヴレを貰って帰りました。
ありがとうございました。