新入荷　樹齢が100年を超えるりんごをつかったオーガニックシードル

ワイン暦 2015年12月19日 Anyway Grapes Leave a comment

ドメーヌ・ジュリアン・チュレル　　Domaine Julien Thurel

シードルといえば普通はノルマンディー、ブルターニュのイメージがありますが、歴史を遡ると、ロワール地方もりんごや洋梨を使ったスパークリングの産地として栄えていた場所なんだそうです。
そういえば、タルトタタンというりんごのおかしはロワール地方の伝統料理。うっかりタルト生地を入れ忘れて焼いてしまい、あとから生地をかぶせて焼いたら、想像以上においしいタルトができた、という話は有名ですよね。

Domaine Julien Thurel

話はそれましたが、昔りんごの産地だったため、樹齢100年から400年のりんごの古木が打ち捨てられた状態で残っていたんだそうです。

チュレル氏は、荒れ果てた果樹園のりんごの品種が、この地域の貴重な土着品種であることを発見し、このりんごからシードルを造るために、畑の手入れを行い、2013年よりシードルをリリースしました。りんごはオーガニックで栽培されており、2015年からは全てのキュヴェでAB認定マークを記載する予定です。もともと、放置されていた半分野生のりんごの木なので、通常農薬なしは難しいりんご栽培も無農薬が可能で、ビオで認可されているものすら使っていません。
果実は手作業で収穫したあと、低温のカーヴで追熟させ、品種ごとに樽発酵、樽熟成をしたあとブレンドしています。