隠れた銘醸地ドイツ・ナーエ地方のナチュラルワイン『Piri Wein / ピリ・ヴァイン』
ドイツ・ナーエ地方から新着ナチュラルワインのご紹介です。
みずみずしい果実が溢れんばかりのジューシーで柔らかな口当たり
スッと溶け込むような、白も赤もどこまでも優しい味わいのワインです♪
フワッと軽やかなピノ・ノワールは蒸し暑い日本の夏にもピッタリではないでしょうか(^ ^)
数百年の歴史を築いてきた家系を近い将来 一身に引き継いでいく事になる女性生産者Piri(ピリ)ことChristine Pieroth(クリスティン・ピーロート)が手掛けるナチュラルワイン。
今は家族がもつ畑の一部を自身の考え方に沿った農法と醸造方法でブドウを育てワインを造っており、Piri Wein、またはPiri Naturelというブランド名で知られ始めています。
自身が育てたハーヴや植物の葉を摘み取り、版画のような方法でデザインされたエチケットがまた素敵ですね。
Piri Wein
ピリ・ヴァイン
土壌の宝庫と数百年の歴史を掛け合わせ次代を開く女性生産者 Piri(ピリ)ことChristine Pieroth(クリスティン・ピーロート)
代々この地で複合農家として礎を築いてきた家系を近い将来 一身に引き継いでいく事になる女性生産者です。
ドイツ、ナーエ地方、ライン川とナーエ川の合流地点から南へ2km下がったところにPieroth(ピーロート)家が畑と醸造所をもつRummelsheim(ルンメルスハイム)村があり、北東方面に目を 凝らすと、ナーエ川とライン川の向こうに銘醸地Rheingau(ラインガウ)地方の畑も見えます。
Piri(ピリ)の家族はこの地で数百年もの間、複合農家として生計を立ててきております。もちろんワイン造りも生業としてきて、なんと1789年VTGの ボトルがあったことも知られているほどですのでそのワイン造りの歴史は筋金入りです。1960年代まではブドウ栽培やワイン造りの他にジャガイモや小 麦などの穀物をつくり牛や豚を飼う牧畜も営む複合農家でしたが、その後時代の進展と共に15haの畑だけを守りワインを造るWeingutにFocusしていきました。
Piri(ピリ)は、野菜やハーヴも鋭い観察力や洞察力をもって出来る限り自分で作ります。育てたハーヴや植物の葉を摘み取り、版画のような方法でデザインしデジタル化して自らのワインラベルに用いていることからも彼女がワイン造りだけでなく植物全般に興味を持っていることがうかがえます。毎日の生活もできる限り自分の農園で取れた野菜やハーヴを摂り過ごす事を好んでいて、必然彼女のワイン哲学やバックボーンも周りの自然環境への配慮と愛情に導かれるように紡がれていき、それはやはり彼女が造るワインによく表現されています。
彼女の真の初VTGは2018ですが、Piri(ピリ)として初めて商業ベースに載せてのリリースは2019が初となります。
既にヨーロッパのアンテナが高いWine Loverからは大注目を浴びている生産者です。
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2021 Landwein Naturel Weissburgunder
ラントヴァイン・ナチュレル・ヴァイスブルグンダー
価格:¥4,730 (税込)
品種:ヴァイスブルグンダー100%
ヴァイスブルグンダーを除梗し裸足で破砕後、プラスティックケー スで 1 週間醸し後プレス、225L と 500L の古樽で発酵、ドイツの伝統的な 12hl のフードルで熟成。
やや粘性のあるグリーンイエロー、二十世紀梨やカリン、リンゴ、セルフィーユの香り、瑞々しくジューシーなアタックに綺麗な味わいと豊かな果実味が増し、旨味と上質さをアフターに感じます。
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2021 Landwein Naturel Pinot Noir
ラントヴァイン・ナチュレル・ピノ・ノワール
価格:¥5,500 (税込)
品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)100%
除梗したピノノワールと全房のピノノワールを裸足で破砕、プラスティックケースでピジャージュしながら 10 ~ 14 日間発酵、木樽で熟成し無濾過・無清澄・サンスフルで仕上げました。
透明感のある淡いルビー色、しっかりとした粘性、すりおろしリンゴやさくらんぼ、クランベリーのアロマ、柔らかくおとなしい味わいに線の細い酸が溶け込み、穏やかですがじわじわと旨味が増していきます。