5月28日(日)サヴォワ試飲販売会、サヴォワのご紹介part.1。

さて来る5月28日にサヴォワ最高峰の生産者たちのワインがお楽しみ頂ける試飲販売会を開催致します。

が、そもそも最高峰も何もサヴォワってあまり馴染みがありませんよね。

フランスの専門誌でも初心者には取っ付き難い産地などと言われる始末でして。

更には2009年にAOCが変更になったりとなかなかやっかいな産地です。

でも確かに今回ご紹介する生産者などお宝と言えるワインも眠っている優れた産地という面もあるのがこのサヴォワ。

 

という訳で生産者のご紹介に移る前に本当に簡単にサヴォワ・ワインについてご紹介です。

ざっくり覚えてください。笑

 

 

上の図の赤いエリアがサヴォワのワイン産地。

右上から時計回りにオート・サヴォワ県、サヴォワ県、イゼール県、アン県。

この4県に跨がっていますが総栽培面積はたったの2100ha。

(ちなみにブルゴーニュは2万6000ha程なので10分の1ですね。)

それもその筈、この地域は山岳地帯の為、栽培エリアが限られてしまいます。

サヴォワ県には1992年に冬期オリンピックが開催されたアルヴェルヴィルの街があると言えばどういった地域かも想像しやすいかと思います。

モン・ブランのお膝元と言った方が分かりやすいかもしれませんね。

かつてリヨンに留学していた時はワイン産地ではなくウインター・スポーツのメッカというイメージしかありませんでした。

 

そんなサヴォワ地方にあるアペラシオンは3つ。

アペラシオンと生産割合は下記の通り

セイセル                                            3%

ヴァン・ド・サヴォワ (サヴォワ)          88%

ルーセット・ド・サヴォワ                     9%

 

セイセルは白ワイン、スパークリング・ワインに適応されるアペラシオンでルーセット・サヴォワも白ワインのみ適応。つまり赤ワイン、ロゼ・ワインのアペラシオンはヴァン・ド・サヴォワのみ。

ワインの種類別の生産量で見ていっても白ワインが70%と圧倒。赤は全体の20%しか生産が行われていません。

そんなサヴォワで栽培面積の半分を占めている王様的ブドウがジャケール。

他に白ブドウではルーサンヌ、アルテス、シャスラ、ジャケール、モンドゥーズ・ブランシュ等々。

黒ブドウではモンドゥーズ、ガメイ、ピノ・ノワール、ペルサンが知られており、合わせて白黒ブドウ合わせて25品種が栽培されています。

 

品種や栽培エリアを詳しくみていくのは次回に回して今日はAOCヴァン・ド・サヴォワ、ルーセット・ド・サヴォワについてご紹介です。セイセルは今回の試飲会で出ないので捨て置きます。笑

 

まずはヴァン・ド・サヴォワ

 

赤、ロゼで使用が認められている品種は

モンドゥーズ、ガメイ、ピノ・ノワールの3つ。

ここまでなら簡単ですね。

 

残念ながら追加情報です。

 

上記3品種に加えて

サヴォワ県ではカベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ペルサン、

イゼール県ではエトレール・ド・ラ・デュイ、セルヴァナン、ジュベルタン

の使用が認められています。

 

 

後半3つが何を言っているか分かりませんがブドウ品種です。

ただサヴォワの栽培エリアは確かに4県ありますがそのうちイゼール県でヴァン・ド・サヴォワを名乗れる村はシャパレイヤン村1つだけですのでこのブドウ達の登場は限定的。

 

ちなみにアン県はコルボノ村とセイセル村の2つだけがヴァン・ド・サヴォワの赤とロゼの栽培エリアとして認められています。

 

続いて白ワインは

 

アリゴテ、アルテス、シャルドネ、ジャケール、モンドゥーズ・ブランシュ、ヴェルトリーナ・ロゼの6つ

それに加えてオート・サヴォワ県ではシャスラ、グランジェ、ルーセット・ダイズが、

イゼール県ではマルサンヌ、ヴェルデスを用いてヴァン・ド・サヴォワを名乗る事が出来ます。

 

この県によって使用できる品種が変わると言うのに加えてヴァン・ド・サヴォワは品種、産地に応じて更に詳しい地理的表示を加える場合もあることが難解さを生み出しているのだと思います。

(ヴァン・ド・サヴォワ・クレピー、ヴァン・ド・サヴォワ・アビームetc)

 

このヴァン・ド・サヴォワの後ろにくっつける事ができるのは全部で16通り。

これに関しては非常に分かり難くなるのに加え、試飲販売会でも出てきませんので今回は記載しません。

ただ今回の試飲販売会の為にかなりサヴォワについて調べたのでご興味のある方は試飲販売会でお尋ねください。ブログ担当者のみ答えます。笑

 

続いてルーセット・ド・サヴォワ

 

こちらはヴァン・ド・サヴォワを覚えれば簡単です。

ヴァン・ド・サヴォワの白の栽培エリアに指定された区域で造られたアルテス100%のワインがこのルーセット・ド・サヴォワを名乗る事が出来ます。

ルーセット・ド・サヴォワも同じく地理的表示を加える場合がありますが、こちらは栽培エリアに応じて4通りだけです。

 

凄いざっくり説明していきましたが詳しくサヴォワを知れば知る程何を伝えるべきで何を端折るべきなのか分からなくなっている状況です。笑

 

次回は品種か栽培エリアの詳細を見ていきたいと思います。

 

以下、試飲販売会の情報

 

出品アイテムが掲載された過去のブログはこちらから。

 

日 時:5月28日(日)

[1部] 13時〜15時 (10名)

[2部] 16時〜18時 (10名)

※ご予約の際に時間帯をご指定下さい。

場所:Anyway-Grapes 店内 / 世田谷区経堂 2-13-1-B1F

参加費:2,500円(税込)。(当日、受付の際にお支払いください。お支払いは現金となります。)
特 典:当日、店頭にあるサヴォワ・ワインは10%〜20%OFFの特別価格にて販売!!お買い上げ金額20,000円(税抜)以上で送料無料。クール代金は別途300円(税抜)頂戴しております。

ご予約はお電話、Facebookのメッセージ、メールにて承ります。

電話: 03-6413-9737

メール:mail@anyway-grapes.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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