注目のサヴニエール入荷

今年も待ちに待ったワインが入荷しました。

ロワール地方、サヴニエールにて今最も注目を集める生産者ティボー・ブディニョン。

クリーンかつピュア、研ぎ澄まされたと言う言葉がぴったりな美しいシュナンを手がける生産者ですが、今やフランスを筆頭に世界的に入手困難な生産者になってしまいました。

日本ではあまりこの地域と品種は引きが強くないのでバックヴィンテージも含めてのんびりお勧めしていけばいいと考えていたらいつの間にか前のヴィンテージは全て完売。

しかも16年のアンジュー・ソミュールは雹害こそなかったものの霜の影響で昨年よりも入荷本数が半分になってしまいました。

17年の方がサヴニエール周辺で霜の被害強かったことを考えると来年の入荷本数が心配。

ただ16、17ともに霜の影響を受けなかったブドウは健全に熟したので品質は安心です。

ご紹介が遅くなったせいで上級キュヴェは完売してしまいました。

すみません。

では2アイテムご紹介です。

ティボー・ブディニョンが所有するアンジューにある最高の区画から厳選した35年のシュナン・ブランを使用した上級アンジュー。新樽率20％でフードル、トノーを併用して醸造。マロラクティック発酵は行いません。

一般的なイメージのアンジューとは異なり繊細かつ緻密、伸びやかな酸を感じる素晴らしいシュナンです。

こちらはクーレ・ド・セランやロッシュ・オー・モワンヌと言った銘醸区画にほど近いフージュレで栽培される樹齢45年のシュナン・ブランを使用。こちらもマロラクティック発酵は行いません。

繊細かつ華やか、アンジューよりも密度のある果実味に長い余韻。長期熟成に向いているため若いうちに飲むには早めの抜栓をお勧めします。