ワシントン州のワイン入荷しました!
オルカさんからワシントンワイン入荷しました!!
以前の職場でも取り扱っていたので懐かしいですね。
当時は、イベントでボルドーやカリフォルニアのカベルネとワシントンのボルドーブレンドの対決!みたいなのをよくやってました。(時代を感じますねw 2002年頃はまだボルドー安かったし)
ワシントン州といえば雨が多いイメージがありますが、(シアトル球場に開閉式の屋根もあるし)カスケード山脈を超えると石の多い砂漠のような乾燥した土地が広がっていて、ワイン造りに適した昼夜の寒暖の差があります。カリフォルニアより緯度が高く日照時間が長いので、北の産地のように見えますが果実はよく熟します。また、冬の温度が低いため、自根のぶどうもあります。
ワイナリーの数は年々増えています。
オルカさんの資料によると
1981年 19ワイナリー
2000年 163ワイナリー
2015年 860ワイナリー
すごい増え方ですね〜
大手もありますが、どちらかというと高品質なブティックワイナリーが多いです。
カリフォルニアと比較して土地は安いのですが、灌漑をしないといけないので設備投資にお金がかかる、ようなことを聞いた事があります。
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さて、新入荷ワインのご紹介です。
l’Ecole NO41Merlot 2012(レコール・ナンバー・41・メルロー)
メルローとセミヨンが有名なワシントンワインのパイオニアの一つレコール。
クラシックなボルドータイプのワインを造っています。樹齢も上がってきたので、以前より味わいに深みがでてきました。ラベルは昔とだいぶ変わりましたね〜
ワインページ:l’Ecole NO41Merlot 2012
Leonetti Cellar Merlot 2013 (レオネッティ・セラー・メルロー)
レオネッティは、ワシントン最高峰のボルドースタイルのワインをるブティック・ワイナリー。
妥協のないワイン造りは、ワシントンのトップと言ってもよいのではないでしょうか。
通常のオルカさんのリストにはない限定品です。
昔は高いなーと思いましたが、最近のフランスワイン(カリフォルニアもですが)の値上げが激しいので、いまはそれほど高く感じないですね。熟成させる価値のあるワインです。
ワインページ:Leonetti Cellar Merlot 2013
さて、オルカさんと言えば、もともとヨーロッパで音楽関係の仕事をしていた
チャールズ・スミスのワイン
Charles Smith Wines チャールズ・スミス・ワインズ
Kung Fu Girl Riesling 2014 カンフーガール・リースリング
真ん中の白ワインです。このワインのラベルは一度見たら忘れられないですべね。
わずかに甘みがあり、柑橘系の果実の爽やかさ、きりっとしたミネラル風味が味を引き締めています。タイ料理やベトナム料理、インド料理などスパイスのきいたお料理に最適。これで2000円台という時コストパフォーマンスに優れた1本です。
ワインページ:Kung Fu Girl Riesling 2014
Chateau Smith Cabernet Sauvignon シャトー・スミス・カベルネ・ソーヴィニヨン
シャトー・スミスという名前から想像できると思いますが、クラシックなボルドーブレンドです。ボルドーより凝縮感があって、若いうちからタンニンはスムース。アロマは果実と鉛筆の芯のような黒い印象があります。炭火で焼いた牛肉、サーロインステーキとか、がっつりした肉が食べたくなるワインです。
ワインページ:Chateau Smith Cabernet Sauvignon2013
左のロゼはニューヨークのワイン・インポーターで企業家のチャールズ・ビーラーとのコラボ。
Charles & Charles Rose チャールズ・チャールズ ロゼ
見た目は「The America」というポップな感じで、ロリポップキャンディーとかゼリービーンズみたいな味がしそうですが、お味は意外に夏のプロヴァンスを感じさせる爽やかなロゼです。畑をのブレンドが上手なのでしょうか、複雑性があり果実とハーブ、酸味のバランスに優れています。こちらも2000円台のお手頃価格。いまなら店頭だとロゼワインフェアなので10%オフです♫
ワインページ:Charles & Charles Rose2014
チャールズは見た目もぶっとんでますが、中身も同じというか、個性的でした(笑)
ずーっと前に、日本に輸入が決まっているワイナリーさんも決まってないワイナリーさんも含めて集めて某所でワシントンワインティスティングを開催したときに、自分のブースでポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュとか、シャーヴのエルミタージュなどを「これは自分が飲むよう」として飲みながら、ワインをサービスしていたという姿が印象的でしたw
そのときは「Kヴィントナーズ」というブランドだけでしたが、短期間にビジネスを広げているのをみると、あーいう風貌だけどビジネスセンスにたけた人なんだなーと思います。カジュアルライン、ミドルレンジ、アッパーレンジどれを見てもコストパフォーマンスがよく、外れがない安定感があります。
最初ワシントンはボルドーブレンドで売り出していましたが、シャンパンハウスの3男、クリストフ・バロンのCayuse Vineyards、アートラベルが素敵なDunham Cellars、ロックでポップなラベルが印象的なK Vintners が出てきたころからシラーが注目され、他のワイナリーでも高品質なシラーも多く生産されるようになりました。個人的には、ワシントンはカベルネよりシラーのほうが好きだったような気がします。
もう一本チャールズ・スミスのワイン
ワシントンでジンファンデル?と思いましたが、
こちらはカリフォルニアワインでした。
Charles & Charles (チャールズ&チャールズ)
Zinfandel 2013 POST NO. 35 ZIN ジンファンデル・ポストナンバー35・ジン
オークのバニラとチェリーやベリーの果実の甘めの風味。タンニンはソフトでミディアムボディのジンファンデル。この「The America」なラベルのワインには合わせる料理としては、サンクスギビングデーの定番ターキークランベリーソース、庭でのバーベキューが浮かびます。
Zinfandel 2013 POST NO. 35 ZIN
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同じアメリカですが、カリフォルニアとはまたちょっと違う味わいですが、
しっかりとしたカリフォルニアのカベルネ、メルローを探しているかたは、一度ワシントンも試してみるとよいかと思います。