Kooyong Massale Pinot Noir 2013 クーヨン・マサール・ピノ・ノワール

ビクトリア州はオーストラリアの他の産地と比較すると冷涼な場所です。メルボルンから約1時間から1時間半の場所にワイナリーが多くあります。特にヤラヴァレーはオーストラリアの中で最も冷涼な産地の一つです。モーニントン・ペニンシュラは、海沿いの冷涼な気候に目を付けた栽培家が、1970年代からピノとシャルドネを造り始めました。

クーヨンは、アロマティックなぶどうができる軽めの土壌と骨格のしっかりとしたぶどうができる鉄分を含むユニークな土壌を持っており、繊細なピノと力強くスパイシーなピノの両方の特徴があります。

 

 

 

クーヨン・モーニントン・ペニンシュラ　Kooyong　Mornington Peninsula.

マサール・ピノ・ノワール　2013　Massale Pinot Noir 2013

クーヨンは、メルボルンから約1時間のモーニントン・ペニンシュラに1996年に設立されたワイナリーです。海抜105メートルから120メートルの場所に40haの畑があります。

モーニントン・ペニンシュラの海洋性の涼しい気候の恩恵をうけ、主にエレガントなピノ・ノワールとシャルドネを造っています。

 

◎土壌

クーヨンの土壌は二層粘土質ロームですが、地形がゆるやかにうねっているため、畑の場所によってはロームと粘土の割合が異なります。これは著しくワインの味わいに影響を与えています。また海の水面が上がったことによって、酸化鉄で覆われた砂岩の小石が運ばれました。他の場所にはほとんどみられないこれらの砂岩、小石、鉄鋼石がいくつかの場所に存在しています。

堆積物は非常に風化していたためクーヨンの土壌は痩せており、ブドウの樹勢を自然にコントロールしています。

 

 

◎醸造

ぶどうはすべて手摘みで収穫し、野生酵母で自然に発酵させます。期間は開放型タンクで１９〜２１日間。一部ぶどうは全房発酵させます。マロラクティック発酵も自然に行ない、フランチオークのバリックで10ヶ月熟成させ（そのうち15％は新樽）その後大樽で4ヶ月熟成させます。

 

◎試飲コメント：

ジューシーでのみやすいピノです。ラズベリー、チェリー、ルバーブなど甘酸っぱい果物とカルダモンなどの甘いスパイス、花のようなアロマ。フレッシュな赤い果実味と心地よい酸味があり余韻にはきめ細かくドライなタンニンとスパイスの風味が残ります。

 

ワインメーカー：サンドロ・モーゼル（Sandro Mosele）

 

クーヨン・モーニントン・ペニンシュラ　Kooyong　Mornington Peninsula.

マサール・ピノ・ノワール　2013　Massale Pinot Noir 2013

小売価格　4000円（税抜）

11月８日の試飲販売会は20％オフで3200円（税抜）