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Clos du Moulin Aux Moines

クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ

クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌの写真1 クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌの写真2 クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌの写真3
URL http://www.moulinauxmoines.com
設立 962年
本拠地 Auxey-Duresses(オークセイ・デュレス)
当主 Jordane Andrieu(ジョルダン・アンドリュー)
畑の総面積 15ha
資料提供 Mottox


❦ 詳細・歴史

ワイナリー名にもなっている「クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ」はクリュニー派修道僧によって発見された歴史的かつ神秘的な区画。クリュニーの修道院が所有していたこの不思議な区画は、その後962年から6世紀にわたって、シトー派の修道僧によって耕作を続けられていました。僧侶によって大切に守られていたこのユニークな土地はコート・ド・ボーヌの丘に挟まれた中心部に位置しています。
2008年から元々はホテル経営をしていたアンドリュー家がこの土地を「再発見」することで新たな夢がスタートしました。
現在はオークセイ・デュレスを本拠地とし、ポマール・モンテリーなどの畑を所有しており、ビオロジックとビオディナミの実践をしています。


❦ 畑

ワイナリーではビオロジック・ビオディナミを実践しています。これはジョルダン・アンドリュー氏の考えに基づくポリシーで、巡り合った神秘的な土地のテロワールをしっかりと表現したいとの想いから。
地中に生息する微生物の働きや土質を尊重しており、特に人工的な介入をあまり行わず、自然に任せるべき点は任せています。またこのワイナリーでは人口酵母を使用していません。さらに除草剤の使用も行わないため、手入れには非常な手間がかかります。
土壌の手入れについては、すべて手作業で行い、パーセルごとに馬を使っての耕作を行い、土に空気を含ませるように柔らかく深く耕作を行っています。


❦ 醸造

醸造所内では、手摘みにて収穫され18キロの籠にて運ばれてきたブドウを、振動式の選果台にて選別を行い、その後はさらに手作業にて選別を行う。ヴィンテージによって異なるが、除梗を100%行う年と、そうでない年があります。
その後、8日から10日の間、低温前浸漬を行い、低温発酵にて最大限にアロマを保存するように心がけています。
アルコール醗酵は、8日から12日間の間で行われ、場合によっては酵母の動きにより長くなることもあります。
低温前醗酵の際、果汁の温度は高くなることもあるが、これは色を抽出するためのものであり、これもヴィンテージによります。
醸造は木製タンクによって行われるが、アペラシオンによってはコンクリートタンクやステンレスタンクで行うこともあります。優しくピジャージュを行い、ルモンタージュを空気に触れさせながら行う場合と、空気に触れさせないで行う場合とがある。

15世紀に建設された貯蔵庫を所有しています。アペラシオンにもよりますが、10から22か月もの間、ワインは熟成されることになります。
湿度と温度とのバランスがとれているこのカーヴは、1000年もの間、僧侶が使っていたわけで、それは偶然ではなく、必然であったに違いありません。
新樽比率はアペラシオンにもよりますが、20%から33%あたりで、樽は常に最良のものを求めて5社のメーカーから厳選しています。
2012年5月、リーデル社が発表する新・ブルゴーニュグラスのプロモーション・トリップがあり、リーデル社が選ぶ「6つの素晴らしいドメーヌ」が訪問先に選ばれました。 クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌは設立間もないドメーヌとして唯一選出!! その際、その他に選出された顔ぶれはなんと、エティエンヌ・ソゼ、ルイ・ジャド、アルベール・ビショー、ジョセフ・ドルーアン、メオ・カミュゼといったスターたち!