LINEで送る

Domaine Arnaud Baillot

ドメーヌ・アルノー・バイヨ

ドメーヌ・アルノー・バイヨの写真1 ドメーヌ・アルノー・バイヨの写真2 ドメーヌ・アルノー・バイヨの写真3
URL https://www.instagram.com/arnaud.baillot/
設立 2014年
本拠地 Beaune(ボーヌ)
当主 Arnaud Baillot(アルノー・バイヨ)
畑の総面積 10ha
資料提供 Firadis


❦ 詳細・歴史

オーナー兼ワインメーカーのアルノー・バイヨは、2013年にモンペリエ大学院でワインビジネスの修士号を取得したのち、本格的にワインの世界に入った。彼は長年、ブルゴーニュ地方で作られるワインの多様性に魅了されており、ユドロ・ノエラの孫娘である妻のロールと共に1年間の準備期間を経て、2014年にワイナリーを設立。
翌年の2015年にファースト・ヴィンテージを生産した。当初は100%買いブドウでの生産だったが、銀行からの借り入れを利用しながら徐々に畑を購入して拡大し、現在は10haを所有している。

アルノーは、有機農法、ワイン醸造、樽の選択、熟成期間など、すべての工程に深く関わっている。彼の哲学は、テロワールを感じられるワインを生産する一方で、ブルゴーニュワインの複雑性を尊重し、さらに促進していくことである。



❦ 畑

栽培においては2014年の設立時から、オーガニック栽培にこだわり、一切の殺虫剤を使用していない。
また、2030年頃を目標にビオディナミ農法の導入を検討している。


❦ 醸造

醸造面では、設立当初、醸造施設を借りてワイン造りを行っていたが、後に自らの醸造施設を新設し、目指すピュアなワインを造る環境を整えた。
発酵はSO2無添加で行い、白ワインではデブルバージュを行わず、赤ワインは短い醸し時間と軽めのルモンタージュ、ピジャージュでブドウの持つピュアな果実感を最大限に引き出している。
赤・白ともに濾過を行わず、MLF後と瓶詰め時にのみ、一般的な量の40%程度のごくわずかなSO2を添加している。
樽は、名門メーカーであるFrançois Frères社からほとんどを購入しているが、少量の白ワイン用にはChassin社から、赤ワイン用にはCavin社からも購入している。使用する樽は、ゆっくりとローストされ、軽い焼き目がつき、年輪の目幅が均一なものに限っている。