Domaine Newman
ドメーヌ・ニューマン
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・ニューマンはボーヌに本拠地を構える家族経営のドメーヌ。
その歴史はアレキシス・リシーヌや数人の仲間とともにボルドーの格付けシャトー、シャトー・ラスコンブを購入したアメリカ人投資家、ロベール・ニューマンが1952年オークションでラトリシエール・シャンベルタン、マジ・シャンベルタン、ボンヌ・マールを購入した事から始まります。
現当主クリストファー・ニューマンは1970年代、ワイン市場が飽和状態で父親が畑を売却しようと考えていた頃にワインに興味を持った事から、父親を説得しドメーヌを引き継ぎました。醸造学などの勉強は行っていませんが、ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユでやドメーヌ・ラファルジュなどブルゴーニュを代表する生産者たちからワイン造りを学びます。
所有していたグラン・クリュはメタヤージュ契約で貸し出されていたため、新たに少しずつ畑を購入。
そのため長い歴史を持っているもののワイン造りを開始したのは2000年代になってからと比較的近年の事です。
2005年にはジェーン・エアをアシスタント・ワインメーカーとして招集。
ジェーン・エアはマーガレット・リヴァー出身の女性醸造家でチャールズ・スタート大学で醸造学を勉強後、マーガレット・リヴァーのカレン・ワインズ、フェルトン・ロード、アタ・ランギで働いた後ヨーロッパに戻り、2003年にはモーゼルのドクター・ローゼンで3ヶ月間働きます。他にもドメーヌ・マトロ、ジャック・フレデリック・ミニュエで働き、2004年の1月からドメーヌ・デ・コント・ラフォンで務めた後にドメーヌ・ニューマンに加わりました。
ジェーン・エアはアシスタント・ワインメーカーとして醸造とともに栽培の管理も任されています。
ドメーヌ・ニューマンは元々生産量が少なく、フランスの星付きレストランに割り当てられた後市場に出回るので見かける事が殆どありません。その為日本では全くと言っていい程知名度がありませんがフランスの専門誌メイユール・ヴァン・ド・フランスでは1ツ星を獲得するなど定評があり、エレガンスかつフィネス溢れるモダン・ブルゴーニュを生み出しています。
❦ 畑
グラン・クリュは1972年にブドウの植え替えを行っているため樹齢40年程。
以前より所有していた畑に加えて1990年代にポマールとボーヌを、2002年にボーヌ・グレーヴとクロ・デ・ザヴォーを取得。2008年にはラトリシエール・シャンベルタンを売却し、新たにモンテリーを取得しました。
栽培は2005年より有機栽培による管理が行われています。
❦ 醸造
手摘みで収穫後、完全除梗し木製槽、ステンレスタンクで低温浸漬をし、発酵。村名、プルミエ・クリュでは20〜30%新樽を用いて10〜16ヶ月間熟成が行われます。
❦ スタッフコメント
ニューマンは、まだ値段が高騰していないブルゴーニュの優良ドメーヌのひとつ。エレガントな薄旨系ピノは、Anyway Grapes だけでなく、MITSU-GETSU、居酒屋おふろでも大変ファンが多く、おかげ様でよく売れています!!
移転と同時に大量に入荷したニューマンのマグナムもおかげさまで完売しました。何本か自分用に購入しておけばよかったと後悔してます・・。