Lucien le Moine
ルシアン・ル・モワンヌ
❦ 詳細・歴史
ルシアン・ル・モワンヌは1999年ムニール & ロテム・サウマによって設立されたハンドメイド・ブティック・ネゴシアン。各アペラシオンのグラン・クリュ、プルミエ・クリュの中でも優れた区画から出来たブドウを醸造し最上のワインに仕上げる新しいスタイルのネゴシアンとしてデキャンタ誌、ワイン・アドヴォケイト他バーガウンドのアラン・メドゥやヴィノスのアントニオ・ガローニ、ステファン・タンザーと言った評論家から高い評価を得ている世界的な生産者です。
総生産量は年産多くても100樽ほどととても少なく、生産しているワインも2007年には68種類もの異なるキュヴェを仕立てる等、各キュヴェ1樽〜3樽程(300〜900本)と非常に限定されています。
ムニール・サウマはイスラエルにあるキリスト教の修道院でワイン造りを行っていましたが、シャルドネとピノ・ノワールに魅せられて、モンペリエにあるENSAMに入学し栽培、醸造学を勉強。
その後1995年ブルゴーニュに移り数年間に渡ってドメーヌ・ヴォアリックやシャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ等いくつかのワイナリーで修行します。ロテムはディジョンで農業を勉強後、アメリカの大手ビオワイナリー、ボンテッラで修行し、1999年にムニールとともにルシアン・ル・モワンヌを設立しました。
❦ 畑
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❦ 醸造
全てのワインで澱の上で熟成を行い、瓶詰め時まで澱引きが行われる事はありません。
SO2は非常に少ない量のみ添加。
マロラクティック発酵が終わると月に数回試飲を行い状態の確認をします。
ボトリングは満月の後、重力を用いて手作業で行い、無清澄、無濾過でこのタイミングでのSO2の添加は行っていません。
マロラクティック発酵で生じた炭酸ガスと澱によってワインが守られているためSO2が少量で済んでいます。
ただし若いうちは炭酸ガスがあるためデキャンタージュが必要になります。