Domaine Gagnard Delagrange
ドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュ
URL |
|
設立 |
1960年 |
本拠地 |
Chassagne-Montrachet(シャサーニュ・モンラッシェ) |
当主 |
() |
畑の総面積 |
2ha |
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュはシャサーニュ村の名門ガニャール一族の本家でテロワールに則したワインを造る職人気質な生産者です。
ドメーヌの歴史は1959年ジャック・ガニャールがエドワード・ドラグランジュの娘ジョセフ・ドラグランジュと結婚した事から始まります。設立当初はバタール・モンラッシェを始め、白のプルミエ・クリュ、ブードリオット、モルジョ、赤のプルミエ・クリュクロ・サン・ジャン、モルジョ、ヴォルネイのシャンパンを所有していました。1978年にポール・フルロからモンラッシェの小さな区画をジャックと義父エドワード・ドラグランジュ・バシュレ共同で購入。面白い事に1978年ヴィンテージのモンラッシェはジャック、エドワードが別々に醸造し瓶詰めの前にブレンドし2つのドメーヌ名で発売されました。
これは1985年ジャックの娘ローランスが結婚して形成されたドメーヌ・フォンテーヌ・ガニャールにドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュが所有するモンラッシェの半分が1996年に渡るまで続きました。
1999年ジャックは残ったモンラッシェの区画も1980年に結婚しドメーヌ・ブラン・ガニャールを設立したクロディーヌに譲渡しました。
そして2009年にジャックはなくなり、現在はフォンテーヌ・ガニャールの当主リシャール氏とブラン・ガニャールの当主ジャン・マルク・ブラン氏の助言を借りながら妻のジョセフが運営を行っています。しかしながら所有する畑は年々、フォンテーヌ・ガニャール、ブラン・ガニャールに譲渡する予定でいずれこの偉大なドメーヌは幕を閉じることとなるでしょう。
❦ 畑
所有していた畑は2haと小さいながらもその大部分は樹齢50年以上にもなる古樹のブドウ。
❦ 醸造
テロワールを如実に表す事をモットーにしていたため新樽は控えめです。というより新樽があまり好きではないので多くても30%程度。
偉大なジャック・ガニャールが製造過程全てに携わったのは2008年が最後となり、2009年以降はドメーヌ・ブラン・ガニャールの当主の息子マルク・アントネーが中心となって醸造を行っています。