Domaine Raymond Dupont Fahn
ドメーヌ・レイモン・デュポン・ファン
URL |
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設立 |
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本拠地 |
tailly(タイィ) |
当主 |
Raymond Dupont Fahn(レイモン・デュポン・ファン) |
畑の総面積 |
10ha |
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・レイモン・デュポン・ファンは栽培農家の5世代目として生まれたレイモン・デュポン・ファンによって設立されたまだ新しいドメーヌ。
レイモンは幼い頃より祖父、父の元でワイン造りを学び、19歳の時にドメーヌに参入。その後21歳で醸造学校を卒業し、自らのドメーヌを設立します。
当初5haの畑からスタートしましたが、中でもレイモンが最も興味を持ったのがペリエール上部に位置するショーム・デ・ペリエールとムルソー・スー・ル・ド・ダヌに所有する区画。1975年レイモンの祖父が1975年に休耕地だったこの2つの区画を購入、ブドウが根を張るには表土が薄過ぎると思った祖父によってINAOの許可の元20cm程土を足した所、近隣の生産者より抗議を受け、ブルゴーニュへと格下げされた経緯を持っています。
今日でもブルゴーニュに格下げされたままですが、既に40年近い樹齢に達していることからムルソー・スー・ル・ド・ダヌとペリエール上部という優れた区画のポテンシャルを遺憾なく発揮しており、傑出したブルゴーニュ・ブランとして評価本でも取り上げられています。
父親のドメーヌ、デュポン・ファンが完熟したブドウを用いた昔ながらのリッチなムルソーに仕上げているのに対し、レイモン・デュポン・ファンのワインはより酸度を大事にしたボリューム感がありながらもスタイリッシュなムルソーを生み出しています。
❦ 畑
設立当初5haだった畑は今日ムルソーを中心に10haまで拡大。リュット・レゾネによる管理が行われています。
❦ 醸造
手摘みで収穫後、選果、デブルバージュののちに発酵。熟成は樽を用いていますが新樽率は低めに設定されています。