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Domaine Fourrier

ドメーヌ・フーリエ

ドメーヌ・フーリエの写真1 ドメーヌ・フーリエの写真2 ドメーヌ・フーリエの写真3
URL
設立
本拠地 Gevrey-Chambertin(ジュブレ・シャンベルタン)
当主 Jean Marie Fourrier(ジャン・マリー・フーリエ)
畑の総面積 9.5ha
資料提供 豊通食料


❦ 詳細・歴史

現在の当主は1971年生まれのジャン=マリー・フーリエ氏。ボーヌのワイン農業学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通いました。1988年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父親の元で修行を積み、1993年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学びます。1994年の帰国後23歳の若さで父の跡を継ぎました。 


❦ 畑

生産畑のうち、1級畑と特級畑が70%程度を占めています。フーリエ氏は自らを「テロワリスト」と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好んでいません。高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀の再現を目指しています。

 栽培はリュット・レゾネを採用。農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用。肥料は遺伝子組み換えでないものを2~3年に1回撒いています。剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨ仕立て。株が均一化するとワインの複雑味が損なわれるとの考えから、市販のハイブリッドクローンは用いていません。収穫量を制限するため、摘芽は非常に厳しく行います。収穫は、収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせ、またカビが飛び移らないよう手洗いも励行しています。


❦ 醸造

収穫果は100%除梗し半分だけ破砕。低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3~4日行います。マストが15℃を超えるときは温度を下げています。自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせ、トータルの発酵期間は18~20日間。熟成は、新樽は多用せず20%程度の使用に留めます。18ヶ月の熟成中、澱引き、清澄、フィルターも一切行っていません。