Domaine Forey Père & Fils

ドメーヌ・フォレ・ペール・エ・フィス

URL
設立	1840年
本拠地	Vosne-Romanée（ヴォーヌ・ロマネ）
当主	Régis Forey（レジ・フォレ）
畑の総面積	4.5ha

❦ 詳細・歴史

ドメーヌ・フォレはヴォーヌ・ロマネに本拠地を構える家族経営のドメーヌ。
1840年現当主の曾祖父フランソワ・フォレによって設立し、1987年にドメーヌに参入したレジ・フォレによって1989年より運営が行われています。

所有面積が小さく、若いうちはタンニンの厳しい無愛想で古典的なブルゴーニュ・ワインを生産していることからそこまで知名度はありませんが、ブルゴーニュ愛好家の間ではレ・ゴーディショをリリースしている生産者として知られています。しかし評論家の評価は低くなく、近年のものは以前に比べると若いうちから楽しめるスタイルへと変更しているようです。

レ・ゴーディショは1855年ジョルジュ・ラヴァルの格付けでもロマネ・サン・ヴィヴァンやマルコンソール、グラン・リュなどと並び “premiere cuvée”に指定されていた優れた区画。 当時は5haを超す面積がありましたが1932年大部分のレ・ゴーディショはラ・ターシュを名乗れるようになり、1936年のINAOの格付けでレ・ゴーディショはグラン・クリュ(ラ・ターシュ)の区画、プルミエ・クリュの区画、村名の区画に分割されます。
1989年に新たなグラン・クリュ、グラン・リュが制定されると更に一部分がグラン・リュへと編成された為、今日では全体で0.8haしか面積がありません。
そのうちドメーヌ・デュジャックが所有する0.23haはラ・ターシュとオー・マルコンソールの間にあり、オー・マルコンソールとしてリリース、DRCが所有している畑ではリリースが行われていない事からレ・ゴーディショを市場で見かける事は殆どありません。

フォレの所有するレ・ゴーディショはラ・ターシュ上部DRCのレ・ゴーディショと隣接する区画、ラ・グラン・リュの下部にあたる区画は所有者と生産者が異なるため、自社畑から造られる唯一のレ・ゴーディショです。

❦ 畑

所有面積は4.5ha、他メタヤージュを合わせて9.5haの畑からワインを生産。
栽培はリュット・レゾネ。

❦ 醸造

手摘みで収穫後、3〜4日間の低温浸漬を施し、小樽で16〜22ヶ月熟成。
村名以下のワインは樽のニュアンスが付きすぎるのを避けるためドゥミ・ミュイで熟成。ヴィンテージ、キュヴェに応じて12〜16ヶ月熟成の後に無濾過、無清澄で瓶詰め。