Domaine Sylvain Cathiard
ドメーヌ・シルヴァン・カティアール
URL |
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設立 |
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本拠地 |
Vosne-Romanée(ヴォーヌ・ロマネ) |
当主 |
Sebastian Cathiard(セバスチャン・カティアール) |
畑の総面積 |
5.5ha |
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・シルヴァン・カティアールはサヴォワ出身のアルフレッド・カティアールによって設立されたヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を構える家族経営のドメーヌ。
アルフレッド・カティアールはDRC、ラマルシュで働いた後、ヴォーヌ・ロマネ村に小さな区画を取得しドメーヌを設立、トマ・モワラールが所有していた畑を借りるなど畑を拡大しますが栽培されていたブドウの量は多くなかったため、1950年代まではネゴシアンへと売却されていました。
アンドレが加入後、自社詰めを開始。1970年代にミュルジェ、マルコンソールなどを新たに畑を取得すると同時期にアンドレの息子シルヴァンが参入します。
1984年にはそれまでは賃貸契約だったロマネ・サン・ヴィヴァンをトマ・モワラールより取得。同時期にシルヴァン・カティアールは父から畑を借りる形で独立を果たしますが、1995年アンドレ・カティアールの引退とともにドメーヌを継承し、今日のドメーヌ名へと変更されます。
2005年にはボーヌの醸造学校を卒業後、シャブリのドメーヌ・ド・シャントメルル、ボルドーのスミス・オー・ラフィット、ニュージーランドのフロム・ワイナリーで研鑽を積んだ4代目セバスチャンが参入、2011年にドメーヌの全権を担い、2013年にドメーヌを引き継ぎます。
先代のカティアール・モリニエ時代から評価は高かったものの生産量の少なさからヴォーヌ・ロマネ村の知る人ぞ知るいぶし銀的な造り手でしたが、近年更に評論家たちから高い評価を獲得すると一躍著名生産者への仲間入りを果たし、以前よりも入手困難な生産者となりました。
❦ 畑
ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュを中心に5.5haの畑を所有。
除草剤や殺虫剤を使用しないリュット・レゾネによる栽培が行われています。
❦ 醸造
手摘みで収穫後、選果、除梗し7日程度の低温浸漬。熟成にはアリエ産オークを用い、新樽率はグラン・クリュで100%、プルミエ・クリュで60〜70%、村名で50%。18〜20ヶ月熟成。