LINEで送る

Domaine du Pélican

ドメーヌ・デュ・ペリカン

ドメーヌ・デュ・ペリカンの写真1 ドメーヌ・デュ・ペリカンの写真2 ドメーヌ・デュ・ペリカンの写真3
URL
設立 2011年
本拠地 Montigny-les-Arsures(モンティニ・レ・ザルシュール)
当主 Marquis D'angerville (Guillaume D'angerville)(マルキ・ダンジェルヴィーユ (ギヨーム・ダンジェルヴィーユ))
畑の総面積 10ha


❦ 詳細・歴史

ドメーヌ・デュ・ペリカンはINAO創設者のドメーヌの1つでブルゴーニュを代表するドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユの当主ギヨーム・ダンジェルヴィーユが立ち上げたドメーヌです。

近年の流れではコート・ドールの著名生産者達は新たな土地を探す際に地価の高騰が著しいコート・ドールを避け、マコネ地区や海外に渡っています。
例えば、
ドメーヌ・メオ・カミュゼ→オレゴン
ドメーヌ・ルフレーヴ→マコネ
ドメーヌ・コント・ラフォン→マコネ
フランソワ・ミエ(ヴォギエの醸造長)→セントラル・オタゴ
等...

しかしギヨーム・ダンジェルヴィーユはマコネでもなく海外でもない当時はマイナー産地だったジュラ地方に渡りました。
きっかけはパリのお気に入りのレストランでの出会いです。
いつものようにブラインド(ブルゴーニュ以外限定)を楽しんでいたところ、明らかにブルゴーニュだと思われるワインが出てきました。
不審に思ったギヨーム氏はソムリエに「君はルールを忘れてしまった。私にブルゴーニュ・ワインを出したね。」と尋ねましたが、ソムリエが持ってきたワインはジュラのアンドレ・エ・ミレイユ・ティソの造ったアルボワ・レ・ブリュイエール・シャルドネ2005だったのです。

これに衝撃を受けたギヨーム氏はジュラを訪れる事を決意します。
そこには恵まれた畑に素晴らしいワイン、そして品質の高いワインを造る人とそれを楽しむ人たちで溢れていました。
ジュラに一目惚れしたギヨームは、ブルゴーニュの本拠地であるヴォルネイから車で1時間しか離れていないこと、アルボワ近郊の2つの畑がタイミングよく売り出された事、ブルゴーニュと同等、もしくはそれ以上の多様性を持っていると確信したことからジュラでのワイン造りを始めました。

最初に所有したのは前所有者によってビオディナミ栽培が施されていた樹齢12年程のブドウが植わった4.5ha程の畑とセラー付きの醸造所。
もう1つが世界的自然派ワイン醸造家ジャン・マルク・ブリニョから購入した樹齢35〜50年のブドウが栽培されている4.5ha程の畑で、ダンジェルヴィーユはグラン・クルエと呼ばれるこの畑をシャルドネ、サヴァニャンにとって最高の畑の1つと考えています。
(全く関係のない余談ですがジャン・マルク・ブリニョは畑を売却後、日本の佐渡島でワイン造りを行っています。)

最近では2015年に引退したアルボワの教祖ことジャック・ピュフネイから畑を購入しました。


❦ 畑

ビオディナミによる栽培。

赤はピノ・ノワール、プールサール、トゥルソー、白はシャルドネとサヴァニャンと言ったジュラの伝統的な品種を栽培しています。


❦ 醸造

造られるワインはブルゴーニュの技術を使ったブルゴーニュ・スタイルのクリアなワインで、これはギヨーム氏によるとまだジュラ・スタイル(酸化系)で造るには至らないと考えた為です。
ジュラでも近年、ジュラの鬼才と呼ばれるジャン・フランソワ・ガヌヴァがこのブルゴーニュ・スタイルで多くワインを造っている事もあり、全く革新的であるとは言えず、ギヨーム氏も実験を重ねてジュラ・スタイルのワインを造る事に意欲的です。



❦ 関連生産者

Marquis D'Angerville(マルキ・ダンジェルヴィル)
Ganevat(ガヌヴァ)
Jacques Puffeney(ジャック・ピュフネイ)
  • アルボワ・サヴァニャン・ウイエ
    画像は実際とは異なる場合があります。
    Arbois Savagnin Ouille
    アルボワ・サヴァニャン・ウイエ

    タイプ 白ワイン
    生産年 2015年
    ブドウ品種 サヴァニャン100%
    容量 750 ml
    輸入元 MATSUNAKAYA
    評価

    通常価格:¥11,000 (税込)
    会員価格:¥9,900 (税込)
    カートに追加する レジへ進む。